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8月9日は「安全・安心の日」 矢巾町が制定 13年の豪雨災害教訓に 町民の防災意識高揚が目的

2020-07-10

 矢巾町は、毎年8月9日を独自に「矢巾町安全・安心の日」と定め、町民の防災・防犯意識の高揚を図る。近年は、全国各地で豪雨災害が頻発。同町でも2013年の同日、大雨、洪水災害で甚大な被害を受けていることから、それを教訓として、広く町民が台風や豪雨、地震などの災害に関する認識を深め、対処する心構えや準備を促進する契機とする。

 高橋昌造町長が、9日の定例会見で発表。「全国的な豪雨被害は他人事ではない。本県も2016年の台風10号、19年の台風19号で被害を受けている。本町には岩手医大附属病院があり、今まで以上に防災に対する緊張感を持つことが必要。町民一人ひとりにも、高い意識を持ってもらえたら」と語った。

 今年の8月9日は、午前10時から同町南矢幅の町公民館で制定セレモニーを開催。新型コロナウイルス感染症拡大防止を目的に、町消防団や町自主防災会連絡協議会、町内各地区の交通安全協会の会員ら約60人規模の集会とする。

 式典のほか、岩手大地域防災研究センター客員教授で同大名誉教授の齋藤徳美氏が記念講話する。避難所の新型コロナウイルス感染症対策として有効とされる段ボールベッドと段ボール製仕切りといった町の防災資機材の展示や、災害発生前後の情報収集に有効な災害用ドローンの展示飛行も行う。

 来年以降も、町安全・安心の日にあわせ、町民参加型の各種災害を想定した防災訓練や講演会などを開催。継続的に地域の防災、防犯意識の高揚を図る。

 2013年8月の大雨・洪水災害では、町内で人的被害は発生しなかったものの、1621世帯4600人に避難勧告を発出。それ以外に、293人が自主避難した。建造物では43棟が半壊、55棟が床上浸水、368棟が床下浸水の被害を受けた。



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