2020年
8月14日(金)

おかげさまで創刊50周年

全文を読む

階氏(1区)立憲入りと出馬表明 次期総選挙へ県内野党 解散風に小選挙区 国民県連は小沢氏(3区)提案

2020-07-14

会見する階猛氏

 衆院任期が残り1年3カ月を迎える中、県内も中央の解散風を感じて野党系が動き始めた。3小選挙区のうち岩手1区では無所属現職の階猛氏(53)=5期=が13日、立憲民主党入党の意向を表明。同時に次期衆院選へ出馬する意思を鮮明にした。同日開催の4野党実務者会議で国民民主党県連は代表の小沢一郎氏(78)=17期=を3区の野党統一候補に提案。4野党の中には階氏について昨年の国民民主離党やその後の野党共闘に対する姿勢もあり「4党協議の外にいる人」と厳しい視線を注ぐ関係者もいる。今後1区の擁立や構図に注目が集まる。

 政権与党の自民党は、1区が地盤の高橋比奈子氏(62)=3期=、3区が地盤の復興大臣政務官の藤原崇氏(36)=3期=がいるが、ともに比例東北との重複立候補で3期連続復活当選となっている。

 また、現在野党空白区の2区については、立憲県連合(高橋重幸代表)が同幹事長の中村起子氏(55)を2区支部長として党本部へ上申。新型コロナや九州豪雨などの影響で保留になっている。現職で自民党総務会長の鈴木俊一氏(67)=9期=は、沿岸全域と県北が選挙区エリアになった前回2017年で圧勝している。

 階氏は13日、盛岡市内で急きょ会見を設定。現在中央で立憲と国民の合流協議が大詰めを迎える中、昨年4月の国民と自由党との合流を踏まえ、「今回は大義がある」、「もはや一刻の猶予もなく合流するべき」と主張。「本決まりになれば合流後の党に入らせてもらいたい。早期に決まらなければ引き続き野党第一党になる立憲または枝野幸男代表を中心とする党に入りたい」と説明。

 自らの次期衆院選については「合流の意義の中で解散があるかもしれないということで、私も当然解散総選挙になれば出馬するのは考えているのが大前提。野党の大きなかたまりができれば無所属でなく、そこに入るのが今までの自分の主張と整合している」と6選出馬を表明した。


4野党の実務者会議

 12日には後援会幹部やこれまで行動を共にしてきた県内地方議員に考えを伝え、賛同を得たという。立憲の高橋代表、中村幹事長にも伝えたところ、歓迎されたという。無所属の高橋但馬(選挙区・盛岡)と佐々木朋和(一関)両県議も入党の意向だと説明した。

 さらに枝野代表へ自らの意向、地元での会見開催を事前に伝えた。「いろいろと話をさせてもらった。私は仕事を十分する自信があり、一定程度分かっていてくれているのかな」と述べた。具体的な入党手続きは合流の行方などを踏まえてからになるとの見通しに触れた。

 候補者調整の協議が始まっている4野党の実務者会合については「出しゃばったことを言うべきでないが、都知事選のように分裂して漁夫の利を与党に与えるのはあってはならない。一般論として与野党1対1の構図を追求するべき」と説いた。

 一方、今回の階氏の表明について野党関係者からは「わざわざ会見することか」といぶかる声、「別の統一候補擁立を察知した焦りでは」との指摘もある。



前の画面に戻る

過去のトピックス