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いつもの夏が戻ってきた 練習再開、力強く演舞 盛岡地域の伝統さんさ踊り団体 疫病払い落とせとばかり

2020-07-22

動画撮影用に正装で本番さながらに演舞する熟練会員たち

 盛岡地域の伝統さんさ踊り団体が、新型コロナウイルスの感染拡大で中止していた練習を、続々と再開させている。山岸地区を拠点に活動する山岸さんさ踊り保存会(高野文則会長、会員約120人)は、6月1日から子どもを含めた全体練習を再開。疫病を払い落とすような力強い演舞に、汗を流している。

 盛岡さんさ踊りパレード(8月1~4日)の中止と新型ウイルスの感染拡大を受けて、例年は4月から、月1で始める練習を見合わせていた。

 5月15日に岩手で緊急事態宣言が解除され、会員の強い要望があったことから、練習を再開。強制ではなく、希望参加のスタイルで、マスクの着用、消毒、名簿の記入、換気を徹底し、時間も30分短縮している。

 20日の山岸地区活動センターでの練習には約50人が参加。この日は8月1日に配信される動画撮影があったため、正装の浴衣姿も見られた。


マスク着用で練習に励む参加者もみられた

 秋に実る稲穂に群がるスズメを追い払うしぐさを「しぇー」という掛け声で表現し、毎年パレードで披露している「雀(すずめ)追い」など、約10演目を輪踊りで軽快に踊った。

 滝沢第二中の高野悠奈さん(14)は「2カ月間のブランクで少し振りを忘れていたけど、だんだんと思い出してきた」と久々の練習に熱を入れていた。

 太鼓部長の吉田紘子さん(42)は「年一度の集大成の場になるパレードがないのは寂しいが、派遣の依頼が入り始めている。練習に力が入るいつもの夏が徐々に戻ってきた」と、はつらつとした声掛けでメンバーを鼓舞していた。

 高野会長(67)は「パレードがなくても、賢明に練習に励む子どもたちの姿に心を打たれる。来年に向けて頑張りたい」と目を細めて練習を眺めていた。



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