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赤字が一転黒字に 岩手競馬 収支見通し、再開で改善 当期利益1・5億円の上方修正

2020-07-23

 県競馬組合(管理者・達増知事)は22日、2020年度岩手競馬の収支見通しを当期利益1億5300万円に上方修正して公表した。5月には3億6200万円の当期損失の見通しを示していたが、6月14日からの場外発売、今月12日からの観客を入れたレースの再開などを踏まえ、5億1500万円の収支改善効果を見込んだ。ただ、今後の新型コロナウイルス感染拡大や全国的な経済情勢の変化により発売額が不透明なため、慎重に事業運営する考え。

 22日に盛岡市内で開かれた運営協議会(会長・佐藤隆浩県農林水産部長、7人)で協議、了承された。

 岩手競馬は330億円に上る構成団体融資により、単年度収支均衡が存続条件。5月時点では最悪のケースとして当期損失(赤字)の見通しが組合事務局から示され、震災や未解決の禁止薬物問題で揺れる中、再び存続が危ぶまれる事態となっていた。

 開幕から今月21日までの発売額の計画達成状況をみると、岩手競馬本体は204億5900万円と計画額の約1・25倍だった。

 内訳は自場が6億3600万円で計画額の26%にとどまった。広域委託に至っては2億6500万円で16・4%と大きく下回った。一方でインターネットについては195億5800万円で、計画額の約1・6倍と好調な成績を上げた。

 これらを踏まえ、無観客レースの解消、他主催者の発売受託を含む各種発売再開による効果から5億1500万円の収支改善が算定された。

 こうした中、新型コロナの感染状況、国内の経済情勢によって発走・発売施設閉鎖や発売額の減少が起きる可能性も十分ある。このため単年度収支均衡を基本として、発売確保策や予算の執行保留などを継続する。

 具体的には、収入確保へ盛岡開催の発走時刻繰り下げなど他主催者と競合しないレース施行などの工夫を継続。支出抑制策として設備や端末更新の予算執行保留で2億6千万円、業務用車両の更新抑制や光熱水費10%削減など1億1千万円の節減も続ける。

 今回の収支見通しを下方修正する必要が生じた場合には、改めて算定する考え。

 盛岡競馬場で21日あった重賞のマーキュリーカップの発売額は約5億7千万円で19年の89・3%にとどまった。同日の全レースも約12億円で19年の87・3%だった。重賞を含む盛岡第3回6日間は約35億2千万円で19年より約7億円上回った。



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