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一関学院、10年ぶりの夏王者 夏の高校野球県大会 盛附、堅守破れず 支え合った6試合に感慨

2020-07-27

勝利の瞬間、喜びを爆発させる一関学院の選手たち

 2020年夏季県高校野球大会(県高野連主催)は26日、悪天候が予想されたため順延された決勝戦が盛岡市三ツ割の県営球場で行われた。盛岡大附と一関学院による一戦は、序盤のリードを守り切った一関学院が4―1で勝利。10年ぶり7度目の夏県王者に輝いた一関学院は、東北各県の代替大会で優勝した代表が集う東北大会(8月9~11日、宮城県石巻市)に出場する。

一関学院4―1盛岡大附

 先制は一関学院。3回表に近江博人、坂本章畝、奥谷奏翔の3連打で3点を奪う。盛岡大附は直後の3回裏1死一塁から、渡邊翔真の右中間を破る適時二塁打で1点を返し、食らいつく。

 盛岡大附は4回表途中から大久保瞬に継投し、守りからリズムを作る。対する一関学院は4回裏から小綿大斗が救援し、盛岡大附の強力打線を封じる。

 我慢の中盤戦を経て、追加点を奪ったのは一関学院。7回表2死満塁から、佐々木春磨の適時打で再度リードを3点に広げる。

 3年ぶり11回目の夏の県王者獲得に燃えた盛岡大附だったが、小綿の緩急を生かした投球にあと1本が出なかった。


 試合後、互いの健闘をたたえながらグラウンドで記念撮影に臨む一関学院と盛岡大附の選手たち


■一関学院・高橋滋監督

 夏の甲子園がなくなった後も、気持ちを切らず、強い気持ちを持って練習してきた成果が出た。東北大会では生徒たちと1日でも長く野球ができるよう正々堂々と戦う。

■盛岡大附・関口清治監督

 夏大会の6試合で選手たちは支え合い、主役ではなく脇役になる場面も経験した。この大会の経験を生かし、どんなときも人や社会に求められる人となってほしい。


◇総括 特別な大会を終えて 「幸せだった」に結実

 2020年夏季県高校野球大会は、一関学院の優勝で幕を閉じた。1日に開幕した地区予選から26日の決勝戦まで、69校65チームによる熱戦が繰り広げられた。

 新型コロナウイルスの影響で中止となった第102回全国高校野球選手権岩手大会の代替大会として、感染症対策を徹底して開催。宿泊や移動のリスク回避のため地区予選から始まり、試合の日程設定にも配慮。試合は原則無観客、入場が認められた控え部員や一部の保護者も大声での応援は禁止。入場時の検温や試合間の消毒など、県高野連をはじめ運営担当者には例年にない苦労もあった。

 目指してきた大会がなくなった困惑と、代わりの場が設けられた希望。関わる誰もが、今大会を特別なものと意識した。

 盛岡三の吉川久登主将(3年)は18日の試合後、「岩手県(独自の)大会を開いてくれた関係者の方々に非常に感謝している。甲子園はなくなったが、てっぺんを目指して入学した自分たちの、その気持ちを持って大会に臨めたのは幸せだった」と語った。

 岩手の吉田司監督は「練習試合で高校野球をやりきってしまうのかなと思っていた。生徒だけでなくスタッフ、父母の方も感謝してこの大会に向かえたと思う」と話していた。

 閉会式で県高野連の南舘秀昭会長は「これまでの球児たちの練習の成果を、思い出作りに終わらせず、真剣勝負で発揮できる場を作ろうと大会を開催した。参加各チームの選手たちは、特別な年の特別な大会の意義を十分理解して戦ってくれた」と謝意を述べた。

 東北地区の各高野連の尽力で、2020年東北地区高校野球大会の開催も決定している。本県代表として出場する一関学院の活躍に期待したい。
(相原礼以奈)



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