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コロナ禍の時代どう生きる 新渡戸国際塾第12期 県内高校生41人が参加 経済と環境両立や教育など

2020-08-03

谷口塾長(左)ら講師陣が質疑も受けたパネル討議

 国際的に活躍する人材の育成を目指す新渡戸国際塾(谷口誠塾長)の第12期講座は2日、盛岡市内であった。新型コロナウイルス感染症で激変する国際情勢下、「これからの時代をどう生きるか」のテーマで、盛岡一、盛岡三、盛岡中央など県内8高校から41人が参加。国連などで働いた経験のある谷口塾長(90)はじめ講師の話に耳を傾け、生徒同士でグループ討議もした。

 パネル討論もあり、谷口塾長、元国連広報担当事務次長でフォーリン・プレスセンターの赤阪清隆理事長、OECD(経済開発協力機構)開発協力局や事務総長室で働いた経験を持つ高橋一生リベラルアーツ21代表幹事、ウヴェ・リヒタ県立大名誉教授が登壇。

 谷口塾長は「歴史的に人類はウイルスと戦ってきた。ぼく滅したと思っても抵抗力をつけてくる。人類も抵抗力をつけないといけない」と新型コロナに触れた。

 「人類を守るか経済を主体にするかだと、資本主義社会では経済主体に傾きつつある。私は命を守る方が重要だと思う」と主張。「岩手の素晴らしさは清潔感と健全性。ウイルスとの戦いに負けてはいけない。岩手の強みを出して頑張ってほしい」とエールを送った。

 参加した生徒からは米国などによる中国系企業を排除する動き、国連提唱のSDGs(持続可能な開発目標)と企業の経済活動の両立について質疑があった。

 赤阪氏は「中国のものを全て排除できない。それほど米英の企業に中国製が入り込んでいる。限定的にテクノロジーの排除がある。本来いろいろな面で協力するべきだが、各方面で対立が増えている」と指摘。将来の主要産業の主導権をめぐる争いだと解説した。

 また、「グリーンエコノミー」という経済・ビジネスにより、環境をよくする動きが強まることを紹介した。

 盛岡中央高の石母田鈴さん(3年)は教員志望の立場で、教育学部の需要減少についてリヒタ教授に質問。終了後も意見交換した。

 「国際的なボランティアの経験を通じ、貧困や格差が生まれるのは教育からだと思った。スタートラインをそろえないと格差が広がると学んだ。大学で勉強し、携わりたい」と、さらに意欲が湧いた様子だった。

 谷口塾長は日米英などの人口規模が少なくなる中、世界をリードする影響力について「教育次第。日本はもっと教育に力を入れるべき」と力説した。



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