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盛岡城など仲間入り きょうから御城印発売 南部お城めぐり 歴史の旅へと誘う

2020-08-09

鎧姿で各城の御城印をPRする関係者

 岩手県、青森県の南部氏ゆかりのお城を文化財として保護し、整備活用を図るため、各城館や城郭を有する自治体や関係団体が連携して御城印を販売する南部お城めぐりに、盛岡城などが新たに仲間入りした。南部お城めぐりは、2019年7月に九戸城や久慈城など7城館でスタート。今回、盛岡城、花巻城、七戸城、浪岡城の4城館が連携に参加し、8日から御城印の発売を開始する。盛岡市内丸のもりおか歴史文化館で7日、記者発表が行われた。

 南部お城めぐりは、それぞれのお城の研究成果や地域の特性を生かした効果的なPR活動を行い、各城の認知度向上や観光振興、地域活性化などに寄与することを目指している。同日の記者発表では、各城の御城印を販売している関係者が鎧を身に着けて登場し、御城印を掲げて各城をPRした。

 御城印は、登城記念符や城御朱印とも呼ばれ、城を訪れた記念の証として全国300カ所以上のお城で販売されている。歴史ファンやお城ファンに人気で、各地をめぐり御城印を集める人も多い。南部お城めぐりは、11城館と全国的に見ても最大級の連携規模となっており、昨年7月の発売開始から1年で、7城館合わせて1万枚以上の御城印を販売している。売り上げの一部は、各城の維持管理や整備・活用などに充てられる。

 新たに加わった4城館の御城印は、それぞれに題字や家紋に特徴を持つ。


花巻城、盛岡城、七戸城、浪岡城(前列左から)の御城印が加わった南部お城めぐり

 盛岡城は、江戸幕府老中が発行した盛岡城普請許可証の文字を題字に使用し、家紋には盛岡南部家の定紋である双舞鶴が描かれている。

 花巻城は、花巻城主北信愛が遺した近世文書「永代安堵之事」に使われた文字を使用し、家紋には南部政直公の位牌に使われた向鶴紋が用いられている。

 七戸城は、題字に1943年に建立された史跡七戸城址碑の文字を使用し、家紋には七戸町役場に寄贈された長持に描かれた向鶴紋を使用する。

 浪岡城は、浪岡城跡案内所の看板に使用した地元書家による文字を題字し、村上源氏の笹竜胆と三春浪岡氏が使用した竜胆車の家紋を用いている。

 もりおか歴史文化館の畑中美耶子館長は「中世から近世まで南部氏は北東北の広大な領地を持っていた。その中の城館の数も数え切れないほどある。この御城印を一枚ずつ集めながらお城を巡って旅をすることは、南部家の歴史を旅することになる。連携を組んだ11の城を巡りながら御城印を集める旅をぜひやってみてほしい」と呼び掛けた。

 南部御城印プロジェクト事務局の中村隼人さんは「南部の城といっても中世のもの、近世のものもあり、近世の南部藩領にあるお城、近世では南部藩領ではないが南部氏のお城だったものもある。敵対関係にあったり、仲間関係にあったり、三戸から盛岡に移ったりと、いろいろな関係性もある。それぞれの南部氏の歴史の長さや南部藩の広さも味わってもらい、お城を楽しみながら南部の歴史も体感してもらいたい」と話した。

 御城印は1枚300円(税込み)。対象のお城と発売場所は、盛岡城がもりおか歴史文化館、花巻城が花巻市博物館、九戸城(二戸市)が二戸市埋蔵文化財センター、久慈城が道の駅くじやませ土風館、鍋倉城(遠野市)が遠野市立博物館、浪岡城(青森市)が青森市中世の館、七戸城が七戸町観光交流センター・七戸町役場七戸庁舎世界遺産対策室、根城(八戸市)が史跡根城の広場・八戸市博物館、聖寿寺館(南部町)が史跡聖寿寺館跡案内所、三戸城が三戸町立歴史民俗資料館。



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