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上腕部でドア開閉 滝沢市の内澤啓太さん オープナーを開発 コロナ感染防止に期待

2020-09-02

Reknob(リノブ)を開発した内澤啓太さん

 滝沢市大釜の内澤啓太さん(31)=nomos代表=は県工業技術センターと共同で、上腕部分でドアを開閉できるハンズフリードアオープナー「Reknob(リノブ)」を開発した。顔や物に触れる機会の多い手首から先を使わずに済み、接触感染するとされる新型コロナウイルスの拡大防止が期待できる。また、力や細かい動作が要らず、高齢者や手の不自由な人も利用しやすいユニバーサル設計を目指した。スーパーマーケットやコンビニエンスストア、病院など、不特定多数が利用する施設での利用をメーンに据える。

 内澤さんは5月末、海外メーカーが公開したドアオープナーの3Dモデルから着想を得て、日本製のドアに適合し、より使いやすいオリジナル製品の設計・開発に着手した。同センター上席専門研究員の園田哲也さん(49)らの協力を得ながら、強度や力の掛けやすさなどシミュレーション。センター内の3Dプリンターを使い、試作を重ねた。

 完成したリノブは、腕を上げたり肘を曲げたりする必要がなく、最小限の動作で開閉しドアを通過できる。つかむ、ひねるといった動作もなく、手の不自由な人も扱いやすい。

 4本のネジで、ドライバー1本で簡単に取り付けできる。リノブは2種類あり、開き戸用は直径8~32㍉の円筒、丸ノブ用は直径40~56㍉のノブに対応している。


手首から先を使わず腕でドアを開けられるReknob(リノブ、開き戸用)

 現在、ブルーとグリーンの2色を用意。企業の要望によって、ほかのカラーリングにも応じる。樹脂製の射出成型で、月産2万個までの量産に対応する。nomosと同センターで意匠権登録を共同出願済み。

 今月中旬にもビッグハウスアイスアリーナ前店(盛岡市本宮5)の店内に試験導入し、装着効果などをテストする予定。

 内澤さんはコーヒー豆の販売、イベントや福祉施設への出張コーヒー店などを事業とするほか、前職では設計業務を経験。可搬式ピザ窯など、開発設計にも関わってきた。自身の強みを生かした、社会に役立つ製品づくりに臨んだ。

 内澤さんは「コロナで一番被害を受ける高齢者や、弱者とされる人が利用する、病院など公的な施設で特に使ってもらいたい。まずは多くの人に認知してもらい、利用が広まってくれたら」と期待した。
 価格は1個2200円(税込み)。予約販売はウェブページ(https://www.nomos-reknobstore.com/)から。問い合わせは内澤さん(tsl1107ku@gmail.com)へ。



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