2020年
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紫波町 さようなら旧庁舎 解体前に内部を公開 はじめまして「ひづめゆ」

2020-09-07

ひづめゆの事業概要を発表する星社長(右)

 紫波町日詰の町役場旧庁舎解体前の最後のイベント「さようなら旧庁舎 はじめまして『ひづめゆ』」が5日、現地で行われた。今年度中に解体される旧庁舎の内部が町民に公開されたほか、同敷地に2022年初春にオープン予定の「ひづめゆ」の概要も示された。訪れた町民らは旧庁舎の思い出を振り返りつつ、新たに生まれるひづめゆの将来に思いをはせた。

 1962(昭和37)年から2015(平成27)年まで53年間使用された町役場の旧庁舎。町は閉庁後活用されていなかった旧庁舎について、今年度中に建物を解体したのち、地元事業者で組織する株式会社ひづめゆ(星洋治社長)が町から土地を借り受け、複合型温浴施設「ひづめゆ」を整備、運営することとしていた。計画では、施設にはレストランやコンビニエンスストア、シードル(リンゴ酒)の醸造所なども併設する。総事業費は約3億1千万円を見込む。

 ひづめゆの事業概要発表は、町と株式会社ひづめゆが共同で開催。星社長は「紫波で生まれ育った子どもたちに、少しでも町を自慢してほしい。そのひとつとしてひづめゆが貢献できれば。この事業は公共財産の活用でもあり、気が引き締まる思い。皆さんに愛される施設にできれば」と意気込んだ。


かつて議場だった部屋で披露された星山神楽

 旧庁舎公開では、旧町長室や執務室などが一般公開。旧庁舎の建設中から閉庁までをとらえた写真や、敷地内にある旧郡役所も併せて公開された。熊谷泉町長は「庁舎中央のらせん階段に、Y字型の庁舎と、斬新なデザインだった。長く町政の中心であり、思い出の深い建物。今後ひづめゆが地域の方に愛されるものになれば」と開会行事であいさつした。

 旧議場を舞台として、町内6団体による田植踊や神楽など郷土芸能の披露もあった。

 星山神楽を披露した星山神楽保存会の阿部敬一会長(66)は「せっかくの機会なので、初めての演目を披露した。町農村青年クラブで活動していたころは、旧庁舎によく来て農林課のお世話になっていた。最近はオガールを中心に、国道4号の西側に活気がある。新しくできるひづめゆが、東側の活性化の拠点になれば」と語った。



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