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「学校の畑にまきたい」 盛岡市立米内小4年 ダンボールで堆肥作る 資源再利用の意識向上

2020-09-16

段ボールコンポストで作った堆肥を手にする米内小の4年生

 盛岡市上米内の米内小(向折戸博昭校長、児童124人)で15日、盛岡市主催の「小学校ダンボールコンポスト講座」の最終講座が開かれた。4年生24人が5月から、生ごみを段ボールに入れてつくってきた堆肥が仕上がり、子どもたちはごみ減少への意識を高めた。

 同講座は、盛岡市において家庭から排出される可燃ごみの約50%が生ごみという現状を受け、生ごみ減少・資源再利用の意識向上を目的に開催。

 米内小は2014年度から、4年生社会科のごみ処理(減量)の学習の延長で、総合的な学習の時間に取り組んでいる。

 講座は5月に次いで2回目。市環境部資源循環推進課の青山果奈実主事が、微生物の力を借りて生ごみを堆肥化する段ボールコンポストの仕組みについて改めて解説。「家庭から出る可燃ごみの約半分が生ごみだが、堆肥にして返すことでごみが減り、小さな循環が生まれる」と、身近なところでの資源再利用を呼び掛けた。


盛岡市職員が講師を務め、米内小で開かれた「小学校ダンボールコンポスト講座」

 4年生は5月から、もみ殻燻炭(くんたん)やピートモス(改良用土)など基材を入れた三つの段ボールをグループごとに管理。調理室から出た野菜くずなど入れ、生ごみの分解を促すために土を切り返したり、温度や水分などを管理してきた。夏休み以降は市が預かって熟成させ、出来上がった堆肥が最終講座で贈呈された。

 堆肥は約30㌔。管理記録を基に計算すると、62日間で約57㌔のごみ減量という。

 乾燥した黒い土に触った遠山良偉吾君(9)は「さらさらしていて、(生ごみなどの)嫌な臭いもしない。学校の畑にまいて枝豆を育てたい」と前向き。

 小田島海羽さん(10)は「かき混ぜるのが大変なときもあったけれど、大人一人分のごみが減量できていて驚いた。ご飯を残さず食べて、家から出すごみも減らしたい」と表情を引き締めた。

 堆肥の使い道は相談して決めるが、学校の畑の肥料や各家庭に持ち帰って活用も考えているという。

 盛岡市の1人1日当たりの家庭ごみ排出量(資源を除く)は、19年度で480㌘(前年度比2㌘増)。一般廃棄物処理基本計画(2015~26年度)では、15年度(498㌘)に比較して21年度5%減、26年度10%減を最終目標としており、生ごみの減量への取り組みを重要としている。



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