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岩手護国神社で奉納揮毫 国際平和デー 盛岡二高生らが力強く 「日常戻って」との願いも込めて

2020-09-22

平和への祈りを込めて筆を走らせる盛岡二高の生徒たち

 国連の定める国際平和デーの21日、盛岡市八幡町の岩手護国神社(宮司代務者・新山敏彦)で奉納揮毫(きごう)が行われた。盛岡二高書道部9人と書家の松本金龍さん(42)=奥州市=が参加。平和と新型コロナウイルス終息の願いを込めた書をしたためた。

 生徒らは本殿で玉串を奉納後、縦2㍍、横4㍍の紙に揮毫。世が平穏に治まり、万物が栄える意味の「地平天成」など、全員で考え、7月から練習していたという文言を真剣な表情で書き上げた。

 松本さんは「白梅笑(さ)いて平和実る」と揮毫。元号「令和」の典拠となった歌や、盛岡二高の校訓「白梅精神」にまつわる梅を主題に、開花とともに平和が実現することを願った。

 櫻井音々部長(2年)は「新型コロナの影響で私たちの生活や世界が混乱の最中にある。混乱が一日でも早く治まることと、未来、世界の平和を願って文を考えた。大会が中止になるなど悔しい思いもして、日常が戻ってほしいと願いながら書いた。貴重な体験ができた」と話した。

 松本さんは「私たちの世代は直接戦争に関わっていないが、思いをはせることで平和に貢献できると思うので、そのきっかけになれば。奉納により人々の心が和らぎ、穏やかな思いやりをもって新型コロナが収まってくれたら」と願った。

 奉納揮毫は、書道を通じた世界平和の啓発・発信などを行う和プロジェクトTAISHI(宮本辰彦代表、名古屋市)が企画。国際平和デーに合わせ、全国各地の護国神社と広島の平和記念公園、長崎の平和公園、靖国神社で一斉に行われ、全国の中高47校の書道部生徒が参加した。今年で4回目となり、昨年は岩手女子高書道部が岩手護国神社へ奉納揮毫している。



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