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参集での開催取りやめ 盛岡市の成人のつどい 式典はウェブで配信 首都圏の参加者見越し判断

2020-10-07

大勢の新成人でにぎわう盛岡市成人のつどい(20年1月)

 盛岡市は、2021年1月10日に開催を予定していた、市成人のつどい(市、市教委、成人のつどい実行委主催)について、従来の新成人が参集しての開催の取りやめを決めた。実行委(高橋利基実行委員長)による式典、企画制作した動画のウェブ配信などを行う。新型コロナウイルス感染症が全国的に流行している中、首都圏などからも多数の参加者が見込まれることから判断した。同市では1970年に現在の形で開始以来、参集開催を中止したのは初めて。県内でも新型コロナに伴い、成人式をウェブ開催するのは初となる。

 同市の成人のつどいは、例年、県内自治体で最も参加者数が多い。20年1月のつどいには、対象者3142人に対し、66・7%の2096人が参加。21年1月のつどいの参加対象者は、20年6月1日現在の市内在住の新成人2718人に加え、市外在住の新成人を合わせ、約3千人が見込まれていた。

 市は、感染対策を講じた上での開催方法をさまざま検討してきたが、▽首都圏などからの参加が見込まれ、感染症対策を講じたとしても感染リスクが高いイベントである▽旧友との再会を楽しみに参加する方も多く、例年、開会前や終了後の会場周辺が大変混雑し、密集、密接による感染が懸念される―ことから参集開催を実施しないことを決めた。

 ウェブ配信では、専用ホームページを開設し、新成人10人で組織する実行委の参加による式典、実行委が企画制作した同世代の若者の夢などをリレー方式で紹介する動画を配信する。動画は約50分間を予定し、1月10日から1週間程度視聴可能とする。この他、各中学校や盛岡に縁のある人からのお祝いメッセージ、市長や市議会議長、新成人代表のあいさつなどをホームページに掲載する。

 ホームページに加え、インスタグラムで実行委が盛岡りんごの生産、加工、販売を体験した社会参加活動などの様子を情報発信する。実行委編集の記念誌も、市内在住の新成人全員と市外在住で希望する新成人に贈呈。記念誌には、実行委が取材した盛岡の美味いもんアンバサダー店の紹介、協賛店からの新成人記念特典なども掲載予定。

 新成人の思い出となる写真の撮影場所として、例年新成人のつどいの会場となっている盛岡市タカヤアリーナ(盛岡市総合アリーナ)前に、1月10日午前10時から午後3時まで、記念撮影スポットを設置する。今回決定した実施内容は、市公式ホームページのほか、広報もりおか11月1日号に掲載。11月下旬以降に、参加対象者へはがきで知らせる。

 6日の定例記者会見で、谷藤裕明市長は「新成人のみならず、市民の健康を第一に考え、例年の参集開催を行わないことにした。新成人、その家族にとっては人生の節目となる貴重な機会である。参集開催に代え、式典のウェブ開催や記念誌の贈呈などを通じ新成人を祝い、励ますとともに、成人としての自覚を促す意義のある思い出の機会にしたい」とした。



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