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年間計画上回るネット販売 県競馬組合議会に報告 4~9月の粗利約8億

2020-10-14

 県競馬組合議会(佐々木順一議長)の臨時会は13日開かれた。2020年度第7回盛岡競馬まで(4月5日~9月28日)の発売成績を報告したほか、20年度県競馬組合一般会計補正予算を承認した。新型コロナウイルス感染症に伴う外出自粛などで、インターネット販売が既に年間計画を上回るなど好調に推移し、第7回開催までの粗利額は約8億円。県、盛岡市、奥州市の構成団体融資約330億円の元金返済の見通しについては、11月競馬議会で示される見込み。元金返済が実施されれば、16年度分以来2回目の返済となる。

 第7回盛岡競馬までの発売成績は、インターネット発売は約318億円で、自場発売、広域委託発売を合わせた発売総額も約351億円と計画額を約19億円上回っている。一方、広域受託発売は、岩手競馬の自場発売と同様に発売を取りやめた影響で計画を下回った。発売額にかかる粗利額は、自場、広域委託、インターネットを合わせ約9億8400万円で、広域受託発売額の粗利1億8400万円減を差し引き、約8億円の利益が見込まれる。

 第8回盛岡競馬(10月3日~12日)の発売成績でも、ダービーグランプリ、南部杯のインターネット発売が好調で、計画額約28億5千万円に対し、約15億円上回る約43億3千万円の発売額が記録された。

 計画を上回る粗利額が出ていることから、議員からは構成団体融資の元金返済の見通しについての質問が出た。

 管理者の達増知事は「今後もこれまでと同様の発売状況が続けば一定の利益が確保できるものと見込まれるが、今後の発売動向を的確に見通した上で、岩手競馬が将来にわたって安定的な経営を継続できるよう水沢厩舎の整備や馬資源確保などのための賞典費の充実など活用について広く検討を行う必要がある。その結果、最終利益が1億円を超える場合はルールにのっとって返済を行う」とした。

 郷右近浩議員は、施設整備に向けた基金への積み立ての必要性を理解しながらも「(元金を)もちろん返済をしながら、さらに返済できるように頑張るという姿勢でなければ」とただした。

 千葉義郎副管理者は「今後も岩手競馬が安定的に運営できるよう、11月の競馬議会に向けて提案できるようにしっかりと検討したい。構成団体融資の債権は重い責任がある。しっかりと返済できるようにしたい」とした。

 20年度一般会計補正予算は、歳入歳出に81億6580万6千円を追加し、総額1164億1419万4千円。インターネット発売が好調に推移していることに伴い、当初予算に計上している年間予算が不足する見込みとなったための補正。歳出は、的中勝馬投票券払戻金67億4305万6千円、インターネット発売委託料8億3385万8千円など。  



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