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「出前見学会」展開中 県立図書館 コンシェルジュ出向き 読み聞かせなど組み合わせ

2020-10-27

 図書館の出前見学会を担当するコンシェルジュの高島律子さんと髙橋直美さん(左から)=県立図書館の集密書庫の前で

 県立図書館(小田島正明館長)は、新型コロナウイルスの影響で受け入れが困難になっている施設見学の代替コンテンツとして、同館コンシェルジュ(案内人)による出前見学会のサービスを行っている。同館スタッフが学校に出向き、普段見ることができない閉架書庫などをパワーポイントを使って案内したり、図書館の利用方法などを紹介するもの。コロナ下でも安心して社会見学ができると好評だ。

 出前見学会を担当しているのは、コンシェルジュの高島律子さん(44)と髙橋直美さん(37)。小学校の見学を基本に45分の内容で、図書館の概要(30分)に大型絵本の読み聞かせ、しおり作り体験、質問コーナーを組み合わせた3コースを用意。図書館から持ち込んだパソコンで、約48万冊の本が保管されている集密書庫や県内で唯一機械で管理している自動化書庫の動画、クイズなどを交え、図書館に理解を深められる内容になっている。

 同館は19年度、総合学習の施設見学などで133件3513人の見学者を受け入れた。しかし、見学コースに入っている閉架書庫などは窓がなく、人数によっては密集の恐れもあるため、コロナ感染拡大の懸念が生じてからは、団体見学は原則中止に。

 一方で、図書館学習を含む社会科見学への要望は認識しており、スタッフが知恵を出し合って、出前講座を準備。6月からホームページで募集し、7月~11月までに現時点で17団体からの申し込みがあった。

 高島さんは「自動化書庫の内部など、普段見ることができない角度からじっくりと見てもらったり、質問コーナーのボリュームを増やすなど、出前講座ならではの面白さもあると思う。(団体受け入れが)できないから終わりではなく、これからも工夫しながら内容を充実させていきたい」と話す。

 髙橋さんは「これまではお迎えする立場だったが、出向くことで本好きな子どもたちの集中力に触れることができた。公共図書館にも親しみを持ってもらえればうれしい」と話す。

 出前見学会の会場は、児童・生徒の密集を避けられる広さの確保と換気の徹底、プロジェクター、スクリーンなどの準備が必要。申し込みは利用日の2週間前まで(電話019―606―1730)。



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