2020年
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県内コロナ クラスター3件目発生 盛岡市大通のヌッフ・デュ・パブ 客13人からウイルス検出

2020-11-14

 盛岡市保健所と県は13日、盛岡市大通2の4の22の飲食店「ヌッフ・デュ・パプ」で新たに新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生したと公表した。13日午後5時の時点で、同店を利用した客11人からウイルスを検出。従業員2人からもウイルスを検出した。盛岡市保健所は、クラスターが発生した疑いがあるとして、店に営業自粛を依頼。県内では3件目のクラスターの発生で、県内の患者は13日午後8時の時点で57人になった。
 同店は1日に約100人の客が利用し、速やかに特定が困難であることから、10月24日から11月11日までの期間中の利用者に、盛岡市民は盛岡市保健所へ、それ以外の人は所管区域の保健所への相談を呼び掛けている。盛岡市保健所(電話603―8308)、県央保健所(電話629―6562)。

 同店では従業員はマスクを着用して接客をしていた。今回、ウイルスが検出された客11人は、いずれも今月7日に同店で会食をしており、当日は百数人が同店を利用していたという。従業員14人中、13人が検査を実施済みで、このうち2人からウイルスが検出された。

 客11人のうち、医療従事者約20人で会食をしていたグループでは、岩手医大附属病院の50歳代男性、20歳代女性、20歳代男性の医師3人と30歳代女性職員1人、盛岡赤十字病院の40歳代男性の医師1人、県立宮古病院の20歳代男性の医師1人の6人からウイルスを検出した。このほか、県外の医師1人もウイルスが検出されている。

 岩手医大附属病院は、関係する職員111人にPCR検査をした結果、当該医師、職員以外のウイルス検出はなく、現時点で院内感染はないとした。盛岡赤十字病院は、当該医師と接触した医師、職員114人にPCR検査を実施し、13日午後5時時点で74人の陰性が判明。患者38人を検査中だが、現時点で院内感染は発生していないとした。県立宮古病院は、発症2日前から当該医師の勤務実績がないため、院内感染はないとした。

 岩手医大附属病院、県立宮古病院は従来通りの診察を実施し、盛岡赤十字病院は一部の診療をリモートに変えるなどの対応をとる。

 このほか、11日に判明した県北広域振興局水産部の久慈市の20歳代男性と、12日夜にウイルス検出が発表されたこの男性の濃厚接触者3人のグループも7日に会食していた。濃厚接触者3人は、滝沢市の公務員(県農林水産部)の20歳代女性、久慈市の公務員(同振興局農政部)の20歳代女性、同市の公務員(同)の20歳代男性で、咽頭痛や鼻水などの症状がある。

 矢野亮佑盛岡市保健所長は「クラスターも複数確認されたことで不安な市民や県民がいると思うが、個々がとるべき対応は変わらない。非常にやっかいな感染症ではあるが、基本を忠実に守ることが、このウイルスに対する最も強力で有効なこと。今は非常に重要で踏ん張り時。患者や周りへの思いやりを心に、改めて新しい生活様式の徹底をお願いする」と呼び掛けた。



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