2020年
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おおいし系列2店も 新型コロナクラスター 経営者ら行き来 利用者数把握できず 軽症者用宿泊施設 14日から稼働

2020-11-16

 盛岡市保健所と県は15日、盛岡市菜園の海鮮季節料理おおいしでの新型コロナウイルス感染症のクラスターについて、新たに系列店の居酒屋大石(同市菜園)、蔵之助(同)の2店舗を含む系列3店舗でクラスターが発生していたと発表した。おおいしの経営者や従業員の系列店への行き来があったほか、居酒屋大石のアルバイト、同店の利用者の感染が確認された。期間中の居酒屋大石、蔵之助の利用者数は現時点で把握できていない。

 市保健所は、既に公表のおおいしに加え、居酒屋大石、蔵之助の11月2日から10日までの利用者にも保健所への相談を呼び掛けている。盛岡市保健所(電話603―8308)、県央保健所(電話629―6562)。

 県内では、おおいし系列3店舗、盛岡中央消防署葛巻分署、ヌッフ・デュ・パプと三つのクラスターが発生し、感染確認が相次いでいる。15日午後6時現在で、県内で感染が確認された患者数は69人となっている。

 こうした事態を受けて、県は軽症者用宿泊療養施設(85室)を当初予定より1日繰り上げて、14日に稼働させた。15日午前0時時点で6人を受け入れており、同日中に医療機関に入院中の患者ら8人を受け入れる見込み。

 おおいしのクラスター関係で、新たに感染が確認されたのは5人。既に感染が確認されている同店店員の40歳代の男性の同居家族で盛岡市の30歳代の女性会社員、3日に同店を利用した同市の60歳代の医療従事者男性、5日に同店を利用した同市の60歳代の自営業男性、居酒屋大石のアルバイトで同市の60歳代男性、6日に蔵之助を利用した同市の20歳代の市農林部職員男性。

 このうち、アルバイトの60歳代男性は、系列店舗間の行き来はなかったが、感染が確認されている経営者の男性と仕事後に行動を共にしていた。

 市農林部職員の20歳代男性は、肴町分庁舎での窓口業務などで市民に接触する機会はあったが、マスク着用、アクリル板の設置などの対策がとられていた。市は、席が近い職場の同僚12人を13日から自宅待機としている。

 同市大通のヌッフ・デュ・パプのクラスター関係で、新たに感染が確認されたのは5人。ともに同店店員で同市の40歳代男性、同市の20歳代男性、7日に同店で会食し既に感染が確認されている20歳代の県職員女性の同居家族で滝沢市の50歳代の自営業男性、7日に職場関係者1人と同店で会食していた宮古市の20歳代の県職員男性、7日に友人約10人と同店で会食していた雫石町の30歳代の会社員男性。

 既に感染が確認されている医療関係者のグループ、県北広域振興局職員らのグループに加え、今回判明した県職員のグループ、雫石町の会社員男性のグループはいずれも7日に同店を利用していた。同店の店員2人は厨房スタッフで、ともに無症状病原体保有者。

 クラスター関係以外では、大船渡市の20歳代の県立大船渡病院事務職員男性、盛岡市の50歳代の自営業男性の感染が確認された。

 20歳代の事務職員男性は、無症状病原体保有者。ヌッフ・デュ・パプで会食して既に感染が確認されている県職員2人と会食の機会はあったものの、同店でクラスターが発生したとみられる7日以前で、感染源の推定が難しい。同病院内の接触者29人はPCR検査済みで、いずれもウイルスは不検出。通常通りの診察を行っており、影響はない。

 50歳代の自営業男性は、8日に悪寒などの症状が発生。クラスター発生の店舗での会食歴はないが、4日に知人と飲食店3カ所で会食した際の感染が濃厚とみられる。



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