2020年
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複合化基本計画案を修正 盛岡市教委 中庭面積を確保 啄木記念館と玉山歴史民俗資料館 地域振興会議の答申受け

2020-11-18

基本計画案の修正で別棟増築に伴い駐車場側へ拡大予定となった石川啄木記念館の中庭

 盛岡市教育委員会は、老朽化した石川啄木記念館と玉山歴史民俗資料館を複合化する整備基本計画案について、整備で減少する記念館中庭の面積確保などを盛り込んだ内容に修正した。計画案を巡っては、盛岡市玉山地域振興会議から10月13日付で「整備に当たっては、現在の中庭の面積をできるだけ確保した配置とすること」などを求める答申が教育長へ提出された。市教委では答申を踏まえて計画案を修正し、17日の同会議で報告した。

 市教委は12月に実施するパブリックコメントを経て、2020年度内に計画を策定。21年度に基本設計、22年度に実施設計、23年度に整備工事に着手し、24年度中に複合化した両館のオープンを目指す。

 整備事業では、現記念館約560平方㍍を大規模改修し、隣接した北側に約440平方㍍の別棟を増築することで延べ床面積約1千平方㍍の複合施設とする。別棟の増築によって、尋常小学校や齋藤家などを除き約900平方㍍ある現在の中庭部分の約3割が減少する見込みだった。

 今回報告された計画案の修正では、別棟の増築で減少する中庭の面積を確保するため、現在の景観に配慮しながら可能な限り中庭を拡大し、再整備を行うとした。

 具体的には、駐車場側に中庭を拡大し、現在と同規模の面積を確保する。拡大部分は、中庭と駐車場の間の石敷きの部分を想定しており、駐車スペースの縮小はない見込み。

 整備に当たっては、23年の開業を目指す同市渋民地区の道の駅との連携を図るため、遊歩道や広場を整備する関係で、現記念館の北東側にある旧記念館が22年度に解体撤去される。解体撤去工事に伴い、重機などの出入りがあるため、中庭部分の植栽やベンチの一部を一時的に撤去。解体撤去後に別棟の建設工事に着手する。

 今回の計画案の修正では、資料館の展示面積を確保するため、必要に応じて別の場所に保管場所を確保する記述も加えられた。これまでの同会議では、施設規模が当初の計画よりも大幅に縮小されたことから、資料館の展示スペースの不足を懸念する意見も出ていた。市教委では常設展示しない資料などは閉校校舎などを活用して収蔵スペースを確保していく考え。



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