2020年
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20年度見通しは547億円 岩手競馬発売収入 存廃ルール後で最高 黒字額も10億円余 ネット伸び計画上回る

2020-11-19

 県競馬組合(管理者・達増知事)によると、岩手競馬発売収入の2020年度年間見通し額は10月26日までの状況を踏まえ、546億8千万円、その他含め収入合計560億円となる。約330億円の構成団体融資により単年度収支均衡の存廃ルール(06年11月策定)が決まって以降、最高額を記録した。単年度の黒字額は10億3800万円と見込まれ、同じくルール決定後最高となる。

 18日の組合運営協議会(会長・佐藤隆浩県農林水産部長、7人)で示された。新型コロナウイルスの影響で、年度当初3億5千万円の収支ギャップが示され、その後7月に単年度黒字額1億5千万円に上方修正。それが約6倍の規模になった。

 委員で盛岡市の藤尾善一副市長は17年度以来の構成団体融資の元金分返済を、山本武司県馬主会長は引き下げられてきた賞典費や出走手当ての回復などをそれぞれ求めた。

 発売収入実績の内訳をみると、自場が約28億円で、計画達成率60%。他県主催者への広域委託が約14億円で47%と、全国のコロナ感染拡大で中断のあった影響が出た。

 一方、インターネットは約377億円で、達成率164%。新型コロナによる巣ごもり需要の影響、火曜のレース開催も後押し。自場と広域委託を合わせた達成率も136%となり、収入・黒字額を大きく押し上げた。

 年間見通し額はそれぞれ、10月31日以降の計画比で変動要素を加味。収支合計も他主催者からの広域受託やJRA発売の動向も踏まえた。競走関係費や事業運営費などの支出も推計。当初計画額で2千万円の単年度黒字が10億円になった。

 これに基づき安定経営に向けて、水沢競馬場の厩(きゅう)舎整備など施設整備基金、賞典費見直しなど財政調整基金へそれぞれ積み立て。ファンサービス向上へ、緊急の施設維持修繕に財源を充当する考え。

 20日の組合議会(議長・佐々木順一県議、議員10人)では、発売成績を踏まえた補正予算が提案予定。



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