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市民に愛されるボールパークへ 盛岡南公園野球場 基本計画概要公表 全体でにぎわい創出 広場や遊歩道を整備

2020-11-25

仮称盛岡南公園野球場のイメージパース(盛岡南ボールパーク株式会社提供)

 県と盛岡市が共同整備する、仮称盛岡南公園野球場の基本設計概要が公表された。プロ野球1軍公式戦が開催できる高規格な野球場と屋内練習場を一体的に整備し、両施設をブリッジで接続するほか、中央部にイベント広場、東西軸として遊歩道「さくらストリート」を設けるなど、公園全体でにぎわいを創出。場内エリアを周回できる回遊性・循環性の高いコンコースを整備することで、日常的に野球場と触れ合え、市民に愛され、親しまれるボールパークを目指す。2021年度から建設工事を開始し、23年度の供用開始を予定。24日の盛岡市議会全員協議会で市交流推進部が説明した。

 施設は、野球場が両翼100㍍、中堅122㍍、内外野とも人工芝で、観客席2万席(内野1万2千席、外野8千席)、全面フルカラーLED方式の大型映像装置を備えたスコアボードを設置。50㍍×50㍍で球場と同規格の人工芝の屋内練習場、キッズスタジアム、1040台収容可能な駐車場などを備える。

 球場の主な特徴は、立地を最大限生かす計画により、岩手山や南昌山を眺望できるテラスを整備するほか、外野席後方に雄大な眺望を背景として高木を植栽したフォレストパークや遊歩道を整備することで、雄大な山々を望むパノラマ景観を眺望できる環境にする。

 イベント広場に隣接する野球場のフィールドへの動線には、久慈次郎をはじめとした岩手・盛岡の野球関係者を顕彰するスペースを整備。床面は野球場のフィールドを模したデザインとすることで、高揚感を演出し写真撮影スポットとしても機能する。

 バリアフリー対策として、コンコースから観客席に至る経路や外野席後ろの経路に緩い勾配のスロープを設置することで、年齢や障害の有無にかかわらず、誰もが利用しやすい施設とする。車いす用駐車場40区画、多目的トイレやエレベーターを集約することで移動距離を短くする配慮を取り入れる。車いす観客席内外野合計100席も設置する。

 災害時の利用も想定し、屋内練習場は大規模災害発生の状況に応じた機能転換が可能な施設とする。発災直後は一時避難所として機能させ、一時避難解除後は支援物資などの集積場所として活用するため大型トラックが横付け可能な大型開口を配置し、物資などの運搬や移動、場内配置を容易にする。

 現在、23年度のこけら落としとして、▽プロ野球1軍公式戦(供用開始年度は3試合を予定)▽大学野球サマーリーグ▽地域共創運動会▽少年野球指導者セミナー―などを検討中。

 交通対策では、野球場の南西部の市道平屋敷3号線を舗装し、イベント来場者の退場時の車両動線として活用する。工事期間中の周辺地域への配慮として、工事車両は時間帯にかかわらず永井小の指定通学路を避け、基礎工事で発生した掘削土を場内で直接使用することで、土砂運搬車両の通行を抑制し、近隣道路への交通負荷を低減する。



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