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漫画で分かりやすく情報発信 盛岡市の小鳥沢一・二丁目町内会 今夏から広報で 地域課題、ごみ分別…

2020-11-28

広報の構成を練る阿部副会長と米沢谷会長(左から)

 盛岡市の松園地区にある小鳥沢一・二丁目町内会(米沢谷由美子会長)が今夏から、地域情報を漫画で伝える取り組み「マンガ広報」を始めた。市内在住の漫画家に頼み、まずは地域の課題、家庭ごみの分別、ペットの散歩エチケットをテーマに作成。全世帯に配布した。文章では伝わりづらかった地域のルールを、漫画で分かりやすく発信することで、きれいで住みよいまちを実現する。

 松園の北側に位置し、約850世帯ある町内会。家庭ごみの出し方やペットのふん尿エチケットなどを回覧板などで注意しても、効果が薄いことから、子どもも興味を抱きやすい「漫画」での発信を思いついた。

 市在住の漫画家、田中美菜子さんの協力で、第1弾(7月27日発行)は、新型コロナウイルス禍での巣ごもりから増えている、家庭ごみの問題をテーマにした。▽地区内23カ所のごみステーションのルール▽ごみ収集日を守る▽決められた場所に出す▽家電製品など不法投棄の禁止│などを、かわいらしい絵で分かりやすく伝えている。

 第2弾(10月5日発行)は、前年にペットの尿が影響した錆(さび)で高さ約10㍍の街路灯が倒れたことから、「ペットの散歩エチケット」をテーマにした。

 「絵がかわいく、内容が一目で分かる」「困りごととして紹介されているため、すんなり受け入れられる」と好評だ。

 2カ月に1回発行し、今後は、▽地域の良い点▽中心部にアクセスが良い▽LEDの街路灯で夜間も明るい▽道路が広く、手入れが行き届いている―なども紹介する考え。

 企画者の阿部隆副会長(71)は「回覧板などで何度注意しても、月10件以上の不法投棄などが後を絶たなかった。この漫画に当会の言いたいことが詰まっている」と漫画を絶賛する。

 米沢谷会長(66)は「少数の身勝手な行動で、みんなが困っていることを伝えたい。この漫画で、子どもたちが地域のルールや環境に気を配るようになれば、大人も影響されるだろう」と期待する。

 田中さんは1987年に集英社でデビュー。現在はフリーで、県公式マンガサイト「コミックいわてウェブ」で描き下ろし漫画を配信している。



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