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盛岡の患者2人死亡 県内コロナ 基礎疾患ある高齢者 矢野市保健所長 「侮ってはいけない」

2020-11-30

 新型コロナウイルス感染症で、盛岡市の患者2人が死亡し、重症者1人がいることが29日、公表された。死者1人は搬送先の医療機関で死亡確認後、検査でウイルスが検出された。新たに感染が確認されたのは28日に4人、29日に8人。このうち、52例目の盛岡赤十字病院の医師が診察した患者関係は、新たに5人増え、6人となった。これまでの県内の感染者数は191人、死者は3人。県と盛岡市保健所が公表した。

 死亡が確認された2人は、いずれも基礎疾患のある65歳以上の高齢者。

 このうち、1人は同市の80歳代無職男性で、28日に体調を崩して医療機関に搬送され、間もなく亡くなった。感染者の濃厚接触者として、既に1度検査実施済みで、その際はウイルス不検出だった。死亡後に感染症を疑い実施した検査でウイルスが検出された。

 もう1人は、感染者として入院中の中等症の患者で29日に死亡。年齢、性別、職業などは非公表。

 重症者1人は、新たに感染が確認された同市の70歳代自営業男性で、16日に発症し、発熱やせき、呼吸苦などの症状がある。これまでの患者との接点はなく、感染経路は不明。

 盛岡赤十字病院の関係では28日以降、52例目の医師が11日に診察した患者5人の感染が新たに判明。県内居住の70歳代無職男性、60歳代会社員男性、県外居住の70歳代無職男性、50歳代自営業男性、50歳代無職男性。いずれも同じ病室で、この医師からの感染が濃厚とみられる。

 同市の①40歳代店員女性②40歳代会社員男性③20歳代自営業女性―の感染も28、29日に判明。3人は同居家族。いずれも重症ではない。既存患者との接点は現時点で未確認。

 このほか、滝沢市の④50歳代会社員男性⑤80歳代自営業女性―も感染が確認された。④は無症状病原体保有者、⑤も重症ではない。④は2週間以上前に感染者と接触していたが、感染源とは推定できず。⑤も既存の患者との接点はなく、感染経路は不明。

 感染した高齢者の死亡が相次ぎ確認されたことを受け、矢野亮佑盛岡市保健所長は「このウイルスは決して侮ってはいけない。高齢者や持病がある方にとっては、間違いなく脅威。かかれば、70代は10人に1人、80代以上は4人に1人が亡くなる。11月に入って、全国、県内も感染症の連鎖が続く。連鎖をたどれば高い頻度で、上流には会食が見られる。無防備な会食が、自分や大切な人を危険にさらしていることを胸に刻んでほしい」と呼び掛けた。



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