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「命の道」の安全度増す 宮古盛岡横断道路 区界―簗川間が開通 国道106号最大の難所解消

2020-12-07

区界道路の開通式典=5日午前11時すぎ、盛岡市簗川

 復興支援道路・宮古盛岡横断道路(整備延長約66㌔)のうち、区界―簗川間8㌔の区界道路が5日、開通した。区間には県内道路で最長4998㍍の新区界トンネルができ、国道106号最大の難所が解消された。約8分の時間短縮が図られた。東日本大震災津波からの復興へ沿岸と内陸を結ぶ「命の道」により、利用者の安全安心が確保され、多くの効果が期待される。

 区界道路は自動車専用道路(設計速度時速80㌔、125㏄以下の通行不可)で、通行無料。2車線で幅員13・5㍍。宮古側に新区界トンネル、盛岡側に延長1576㍍の簗川トンネルがある。2011年度に事業化され、総事業費542億円。うち、今年度は63億円が投入された。


渡り初めをする主催者や来賓の車両

 起点は宮古市区界1地割地内、終点が盛岡市簗川6地割地内。盛岡側から宮古方面に進行すると、区界峠の急カーブ21カ所、急こう配7カ所をすべて回避できる。道の駅区界高原を経由せず、宮古方面に向かう。

 一般車両の通行は、5日午後3時から可能になり、管理が県へ引き継がれた。これに先立ち、同日午前、終点地内で開通式典があった。国交省東北地方整備局、県、盛岡市、宮古市が主催。国会議員や県議、両市議ら来賓約50人が出席。テープカットの後、車両23台で渡り初めが行われた。

 達増知事は式典で、「今年度末には宮古盛岡横断道路、来年中には三陸沿岸道路が、それぞれ全線開通する予定。県土の縦・横軸を構成する高規格幹線道路ネットワーク整備が着実に進み、効果が広く全県に波及して、全国に広がると期待される」と願いを込めた。


新区界トンネルの入り口(宮古市区界)


 同整備局の梅野修一局長は「新区界トンネルは5年7カ月を経て完成した。本格的な冬を迎え、最大の難所だった区界峠を安全安心に走行が可能となる。宮古盛岡横断道路の整備完了も、残すところ21㌔。年度内開通を目指し事業推進する」と約束した。

 宮古市の山本正徳市長は「長年の悲願である開通を無事に迎え、万感胸に迫る」と声を震わせながら、謝意を表した。



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