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足踏み式消毒液スタンド開発 浄法寺漆産業×福田木工所 ポンプに触れずに消毒 「木のぬくもりで心癒やして」

2020-12-10

 足踏み式木製消毒液スタンド「クラフトマンスタンド JF-1」を、県内の木工所と共同開発した浄法寺漆産業の松沢社長

 盛岡市の浄法寺漆産業(松沢卓生社長)と軽米町の福田木工所(福田武社長)は、県産木材を使った足踏み式木製消毒液スタンド「クラフトマンスタンド JF―1」を共同開発した。スギの木目を生かしたシンプルで温かみのあるデザインで、軽量で省スペースのため、さまざまな場所で活用できそうだ。松沢社長(48)は「外出先や帰宅時のアルコール消毒が日常的になる中、岩手の木のぬくもりで、少しでも癒やしを感じてもらえれば」と話す。予約販売を開始しており、早ければ年内に届ける予定。

 「クラフトマンスタンド」は県産スギで作られ、市販の除菌ジェルやアルコールの容器を設置することができる。足踏み式で、容器ポンプに触れることなく、手指消毒が可能。容器のサイズに合わせて台の高さを調整し、固定することができる。

 サイズは、一般用(幅275㍉、奥行き270㍉、高さ970㍉、重量1・6㌔)と子ども用(幅・奥行き同じ、高さ720㍉、重量1・4㌔)の2種類。角に丸みを持たせるなど圧迫感のないデザインで、オフィスや店舗、病院、公共施設、学校、保育園、個人の住宅などにもなじみそうだ。

 浄法寺漆産業は、本県のウルシの木の小片を染料にして染めた「漆染め抗菌マスク」も手掛けている。

 感染症対策が長期化する中、森林県である岩手の良さを生かし、コロナ禍でのストレスを少しでも和らげることができないかと、金属製が多い消毒液用のスタンドに注目。

 以前、県産木材の商品を共同開発した経緯がある同木工所にアイデアを伝え、繰り返しの使用にも耐えられる丈夫な構造でシンプルなデザインが実現した。意匠登録申請、特許出願中。

 現在は、無垢(むく、無垢材)タイプのみだが、スタンドの一部や全体に漆を塗装したタイプも試作中。漆を塗った場合の抗菌性も確認しながら、商品化を目指している。

 松沢社長は「足踏みのゴムの部分に、動物の足跡の絵を描くことも可能。親子で話題にしてもらいながら、しっかりと感染予防に取り組むこともできるのでは」と可能性を語る。

 価格は、一般用が2万8千円、子ども用が2万7千円(税別)。予約、問い合わせは浄法寺漆産業(ウェブサイトhttp://www.japanjoboji.com、電話019―656―7829)へ。



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