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1日当たり最多22人 県内コロナ感染 雫石の病院でクラスター 検査対象300人超

2020-12-12

 県と盛岡市保健所は11日、県内で新型コロナウイルス感染症患者を新たに22人確認したと発表した。いずれも重症ではない。1日当たりの新規感染者数で過去最多を更新。このうち、21人は雫石町内にある病院の医療従事者の男女。10日発表の1人もこの病院に勤務。短期間に計22人が院内感染してクラスター(感染者集団)が発生した。積極的疫学調査に基づく検査対象は現時点で300人を超え、今後さらに増える見込み。

 この病院は11日午後、公式ホームページで患者発生を発表。10日から外来を休診している。介護老人保健施設が併設されており、入所者41人のPCR検査の結果、全員ウイルス不検出だった。

 県は同日、いわて医療福祉施設等クラスター制御タスクフォースのICAT(いわて感染制御支援チーム)と入院等搬送調整班を派遣。情報収集と今後の対応を指導した。

 この病院で確認された感染症患者は10日発表の1人を含め、20歳代から70歳代までの看護師10人、看護補助6人、理学療法士や作業療法士ら6人。医師はいない。居住地は雫石町と盛岡市各7人、滝沢市6人、八幡平市と西和賀町各1人。

 現時点で、検査対象は全入院患者約120人、全医療スタッフ約150人、患者家族らを合わせて、300人超。入院患者とスタッフについては11日に検査が終了する見込み。入院患者数人に発熱の症状がある。外来患者はリストアップ中。

 11日はほかに、盛岡市滞在の60歳代男性の感染も確認。基礎疾患の治療で県立中央病院に入院していた。発表済みの感染患者と同じ病室で、過去2回の検査でウイルス不検出だった。8日に発熱があり、9日に検査した結果、検出された。

 県の野原勝保健福祉部長は、医療機関での感染続発について「新型コロナは病態が多様で、発症2日前から感染し、無症状でも感染させることがある。対策をしている医療機関でも完全に防止するのが難しい。県内の多くの医療機関では高い緊張感の中、感染症患者への医療に加え、一般医療の提供に尽力していることに理解を」と県民に呼び掛けた。

 県内の累計は252人となった。



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