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平泉世界遺産 来年登録10周年 共生理念を広く発信 事業推進会議が発足

2020-12-25

 県の平泉世界遺産登録10周年事業推進会議(会長・谷村邦久県商工会義所連合会長、構成13団体)が24日、発足した。盛岡市内で初会合があった。この中で「花咲け みちのく 地に実れ」をキャッチフレーズに決め、初版2万部作成予定の事業紹介リーフレットに掲載するなど、一体的な展開を図る。来年の登録10周年を機に一層の普及啓発、地域振興の取り組みを関係自治体や団体と推進し、各種事業を予定する。

 県の石川義晃文化スポーツ部長は冒頭、「東日本大震災津波を経験したあと、自分たちの地域に大きな宝のあることを確認する機会になった。来年1年を通し、ともに生きるという平泉の共生理念をはじめ、世界遺産・関連遺跡の価値の普及、交流人口の拡大などにより、県内外の多くの人の理解、関心を深めたい」と協力を呼び掛けた。

 2021年の10周年事業に関しては、県、構成資産のある一関市、奥州市、平泉町、中尊寺と毛越寺、関係団体・実行委員会などがそれぞれ▽価値、理念の普及▽保存・管理、学術研究▽観光・物産振興など地域振興―の各分野で予定。

 現時点では、各主体単位で記念事業の開会行事、7月の平泉世界遺産祭などを計画。平泉ガイダンス施設は21年秋以降の開館に向け、現在県が整備を進めている。来年は東京五輪・パラリンピックと関連する各種文化スポーツ行事、東北デスティネーションキャンペーンなどイベントが目白押し。相乗効果が発揮できるよう取り組みの展開も図る。

 一方、新型コロナウイルス感染症の影響により、開会に当たっては徹底した感染対策が求められ、状況によっては中止の可能性も危ぐされる。中止などの場合は実務者で構成する幹事会を通じ、連絡調整される。

 谷村会長は「出席した皆さんが一致協力して10周年事業に取り組むのは、地域振興の面からも、この地域の宝を次世代につないでいくためにも非常に重要なこと」と、意義を説いた。



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