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南部鉄器でゴジラ 県立博物館で特別展示 宝田明さんプロデュース 奥州市の及富が鋳造 新年は5日から開館

2020-12-30

「南部鉄器ゴジラ」を興味津々で見詰める親子

 盛岡市上田松屋敷の県立博物館(髙橋廣至館長)で南部鉄器製造の及富(奥州市水沢)が製造・所蔵する「南部鉄器ゴジラ」の特別展示が行われている。俳優・宝田明さんがプロデュースし、従来の南部鉄器とは違う新技術を駆使して作られた、迫力ある一品。子どもから大人まで、多くの来館者の注目を集めている。

 芸能生活65周年を迎えた宝田さんが、自身の出演したゴジラ第1作目も65周年を迎えることを祝してプロデュース。同社の菊地章専務が発案・製作し、彫刻家グレゴリー・ローズさんが原型製作を担った。日本鋳造工学会が国内で最も優れた鋳物製品を表彰する今年度の「キャスティングス・オブ・ザ・イヤー」を受賞。報道で同作を知った髙橋館長が及富に交渉したところ、快諾され、同館での展示が実現したという。

 全方向、上からも見られるよう展示。ゴジラの肌のごつごつとした質感や鋭い歯などにこだわりが感じられる。本体と台座の総重量は15・2㌔。あまりの迫力に「怖い」とつぶやく子もいれば、鉄瓶として実用できることに驚く大人もいて、それぞれの視点で南部鉄器の技術の粋を楽しんでいた。同館の菅野誠喜主任専門学芸調査員は「ゴジラ世代の方にも、子どもたちにも楽しんでもらいたい」と話している。

 同館は年末年始休館中で、1月5日から開館する。入館料は一般310円、学生140円、高校生以下無料。午前9時半から午後4時半(入館は同4時)まで。月曜休館。



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