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新時代担う児童生徒育成へ 紫波町の学校再編計画 21年度から始動 4月に西の杜小が開校

2021-01-03

22年開校予定の紫波東学園新校舎の完成予想図

 紫波町の学校再編計画が、2021年度から本格的に始動する。4月には、町西部の小学校3校を統合した「紫波町立西の杜小学校」が開校し、紫波三中と連携した教育活動を開始。21年度末には、22年4月に開校する東部地区の施設一体型小中一貫校の校舎が完成する。新たな時代を担う町内児童生徒の育成に向けた取り組みを紹介する。(佐々木貴大)

 紫波町では、▽新しい時代を切り開く児童生徒の資質・能力の育成を目指すための教育環境の構築▽少子化に伴う学校の小規模化を踏まえ、主体的・対話的で深い学びをより一層実現しやすい教育環境の構築―の2点を達成するため、町立学校再編基本計画(計画期間2019~23年度)を、19年3月に策定。「中央」「東部」「西部」の、各地域の実情に合った学校運営を行うこととした。

 各地域共通の取り組みとして、学校運営協議会制度を導入。学校と地域が「地域でどのような子どもたちを育てるか」「何を実現していくか」という目標やビジョンを共有。学校と地域がパートナーとなり、各種取り組みを進めていく。
 
 ■町西部地区


21年度から西の杜小に生まれ変わる現上平沢小の校舎


 水分小、上平沢小、片寄小の3校を統合し、新たに西の杜小を開校する。校舎は現在の上平沢小の校舎を改修し、児童を受け入れる。西の杜小では、隣接する紫波三中と連携。施設隣接型小中一貫校「紫波西学園」として、学校教育を展開。学校行事のほか、通常の授業から連携を図る。

 開校時の在籍者数は、小学生223人、中学生89人と想定する。学級数は、小学校が普通学級9学級、中学校3学級で、必要に応じ特別支援学級も設置する。

 児童の通学距離が大幅に伸びることから、西部地区では初めてスクールバスも運行。安全安心な登下校環境を整える。


西の杜小の校章

 西の杜小の校章は、児童や保護者、地域住民らを対象に公募。町西部に点在する天神様の紋所「梅」をモチーフにした、上平沢地区在住の小田中耕一さん(70)のデザインに決定した。「心も体も健康で賢く育ってほしい」という願いが込められている。

 開校に向け、地域住民や保護者、学校関係者からなる開校準備委員会を組織。児童生徒の通学方法や学校運営の方針、家庭や地域との連携の在り方などについて、同委員会で検討を進め、開校前の準備や開校後の活動に万全を期す。

 ■町東部地区

 22年度に彦部小、星山小、佐比内小、赤沢小、長岡小の5校を統合し、「紫波町立紫波東小学校」を新たに開校する。校舎は、現在の紫波二中校庭に建設中の新校舎を使用。施設を紫波二中と共用し、施設一体型小中一貫校「紫波東学園」として、教育活動を展開する。

 新校舎は木造一部鉄筋コンクリート造りの2階建てで、延べ床面積は約3600平方㍍。

 小中とも、各学年1学級を予定。このほかに、特別支援教室4学級、多目的室を設ける。家庭科室や図工美術室、調理室などは小中学校で共用。校舎西側1階の図書室とメディアセンター、パソコン室、多目的トイレ、2階の音楽室と家庭科室などは、地域住民の活用も視野に入れる。

 開校時の学級数(普通学級)は、小学校7学級、中学校3学級を見込む。

 西部地区同様、開校準備委を設置。各種課題の解決に向けた検討を進めている。
 
 ■町中央地区

 町の中央部に位置する日詰小、赤石小、古館小は学校の統合を行わない。町東西の小中一貫校に準じ、小学校3校と紫波一中で連携した教育活動を実施。積極的な児童生徒の交流や、教職員の指導連携・交流を図る。



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