2021年
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自己研鑽で肴町商店街の未来拓く うちやま副社長 内山宏太郎さんに聞く 4S会が先頭に立ち 各店舗の価値を高める

2021-01-05

 盛岡市肴町商店街振興組合(豊岡卓司理事長)の20~50歳で組織する青年部「4S会(よんえすかい)」。昨年、新型コロナウイルスの感染が拡大し続けた中でも、前進姿勢で商店街の集客イベントを開催してきた。今年は、盛岡バスセンターの2022年開業などに向けて、『自己研鑽(けんさん)の追求』を掲げ、商店街、河南地区の盛り上げを図る。21年度の会長に内定している「うちやま」(同市神明町)の内山宏太郎副社長(40)に展望を聞いた。(小山歩)

 ■昨年を振り返って

 コロナの感染が広がった春ごろから、ホットライン肴町アーケードでの催し物は、ほぼ中止となった。

 「盛岡七夕まつり」(8月4~7日)、「子どもフェスティバル」(5月5日)などの大きな集客イベントが一切なくなり、商店街店舗の経営は、非常に厳しい状況が続いている。どの事業者も現状維持が精いっぱいだ。
 
 ■「自粛」「予防」も必要だが

 新事業にチャレンジする意欲を持ちづらく、保守的なムードが漂っている。

 「新しいチャレンジから人が集まり、エリアの価値が向上する」という、青年部が目指すまちづくりの好循環が、生み出しづらい状況にある。
 
 ■今年のイベント開催への姿勢は

 今年は、コロナ禍でまん延するネガティブな情報に流されず、感染予防に万全を尽くして全イベントを実施させたい。

 コロナの収束が見通せない中、イベント頼りの集客を見直す機会。初めて商店街に訪れた人に「いいな」と思ってもらえるよう、商店街の店舗一つ一つの魅力を高め、日常的に人が訪れる商店街を作り上げたい。
 
 ■店舗の魅力を高める取り組みとは

 4S会には、河南地区以外に住むメンバーが多数在籍している。このメンバーの「外から見た視点」を活用して、商店街店舗の価値を高めたい。

 まず、アーケード店舗を巡るツアーを実施し、各店のウィークポイントや優位性などを探る勉強会を開く。内輪では気付かない改善点がたくさんあるはず。耳の痛い意見もしっかりと受け止め、商店街各店の魅力を高めたい。
 
 ■店の魅力向上。その先は

 商店街店舗のレベルアップは肴町の進化。「まず、自分たちが頑張る」という自己研さんのスタンスで、商店街がより良くなる新しい活動に挑戦し続けたい。使い勝手が良く、魅力ある商店街になれば、22年春に開業する盛岡バスセンター、23年開業の方向で計画が進んでいるmonaka(もなか)の集客を、商店街につなげられるはずだ。
 
 ■商店街の目指す姿とは

 4S会の行動理念「肴町に関わるすべての人と楽しさを共有する」の下、多様性を認め合いながら成長し続ける商店街。

 青年部が中心になって、チャレンジする機運を醸成し、そのムードにひかれて「ここで新事業をしよう」と、若い人が商店街にどんどん集まる。そして、子ども、若者、高齢者と多様な世代が居心地の良い場となり、河南エリアの価値が増していく。青年部の組織理念「楽しみながら、フットワーク軽く実行する」から、この好循環のある商店街を必ず作る。



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