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「茎わかめの味噌漬け」開発 矢巾町の3ちゃん矢次工房 山田町から材料仕入れて 試行錯誤2年 4月から発売

2021-01-08

3ちゃん矢次工房が開発した新商品「茎わかめの味噌漬け」

 矢巾町で手作りみそなどの製造、販売を行う任意団体「3ちゃん矢次工房」(高橋ムツ子会長)がこのほど、山田町の茎わかめと同工房の「みそ」を使った新商品「茎わかめの味噌漬け」を開発した。2021年初春のワカメ漁解禁後に山田町から材料を仕入れ、製造を経て、4月から矢巾、山田の両町で発売開始を目指している。

 工房自慢の大豆と麹の香りのよい「みそ」の風味と、2~3㍉に細長くカットしたコリコリとした茎わかめの触感が楽しめる、ご飯のおかずやおにぎりの具、酒の肴などに最適な一品に仕上げた。高橋代表(74)は「開発では、力を合わせてきた。まずは一度味わってほしい」と語る。

 開発の契機となったのは、同工房の会員で民謡歌手の漆原栄美子さん(67)=同町在住=の存在だ。漆原さんは東日本大震災後、演奏による被災地の慰問活動を継続。その中で特に山田町には何度も足を運んだという。

 山田町での活動の際に、同町の商工会女性部(木村千種部長)のメンバーが漆原さんをサポートしたことがきっかけで、3ちゃん矢次工房と山田町商工会女性部の交流が始まった。


3ちゃん矢次工房のメンバー


 交流する中で、「ほぼ使われない茎わかめを使って何かできないか」という話が持ち上がり、2019年に3ちゃん矢次工房と山田町商工会女性部の連携による商品開発が始まった。

 3ちゃん矢次工房では、味付けや茎わかめの形状、漬けるみその濃度など、さまざまな試行錯誤を重ねた。しかし、なかなか満足できる製品ができず、研究は2年目に。

 20年に入って、「あえて味付けをしない」という発想から突破口が生まれる。

 3ちゃん矢次工房のみそと茎わかめのみを使い、素材の魅力を引き出すことで、満足のいく製品に仕上げた。11月に試作品を山田町に届けた際は、同町商工会女性部のメンバーから「もう変えるところはない」「このまま行こう」と、太鼓判を押されたという。

 漆原さんも「シンプルイズベスト。海と里のコラボで、いい製品に仕上がった。山田のものを食べてもらうことで、復興の一助になれば」と語った。

 4月以降、矢巾町内の産直と山田町のスーパーを中心に販売する予定。1袋60㌘入り。価格は調整中。

 3ちゃん矢次工房の住所は、矢巾町上矢次7の54の7。営業日時は、毎週水曜の午前中。問い合わせは電話019―697―4748へ。



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