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静かな式典に複雑な思い 盛岡市成人のつどい ウェブで様子を配信 代表が決意表明 「諦めず努力し進もう」

2021-01-11

新成人代表で決意を述べる阿部春菜さん、川又楓さん(左から)

 県内の自治体では例年、冬の成人式が挙行されるが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、中止や延期となる自治体も多い。盛岡市は10日、新成人が参集しての成人のつどいではなく、式典の様子をウェブで配信する形で実施した。盛岡広域では、八幡平市が中止を決定しているほか、滝沢市、雫石町、紫波町、矢巾町が延期。岩手町は10日に開催し、葛巻町は11日に実施予定。県全体の新成人の数は1万2100人(男6299人、女5801人)で、2019年度より43人減となった。

 盛岡市成人のつどい(市、市教委、市成人のつどい実行委員会主催)のウェブ配信に向けた映像の撮影は、同市永井の都南文化会館キャラホールで行われた。同実行委のほか、谷藤裕明市長、千葉仁一教育長、遠藤政幸市議会議長らが出席。例年のにぎやかな成人式とは異なり、新成人や保護者らも出席しない中、あいさつなどの声がホールに響いた。

 式では新成人を代表して、阿部春菜さん(20)、川又楓さん(20)が決意表明。「何かに挑戦するときには、成功することも、ときには失敗することもある。社会の中でつらく逃げ出したくなるとき、これまで出会った方々との思い出を胸に、諦めずに努力し突き進んでいこう。勇気と努力の光を積み重ね、大きな光で社会を照らし、故郷である盛岡を元気付けていこう」と話した。

 谷藤市長は「二十歳という人生の大きな節目を迎え、新たな権利を有し、義務を負うことになり、より一層自立した責任のある行動が求められることになる。他者を思いやる心、つながり合う心を持ち、地域社会のみならず国際社会に羽ばたき、信頼を得て活躍されるよう期待する」と激励した。 

 同実行委員長を務めた高橋利基さん(20)は「今年の開催方針が決まっていない中、一から自分たちで模索しながらやってきた。式典が終わりホッとする一方で、集まって式典をやることを楽しみにしていた仲間たちのことを思うと、複雑な気持ち」と例年と異なる式典を受け止めた。その上で、「現在、大学の理工学部で学んでいるが、専門をしっかり勉強し、社会に貢献できる人間になりたい」と成人としての抱負を語った。

 盛岡市は専用ホームページ(https://www.2021morioka-hatachi.com/)で17日まで、式典の映像配信のほか、同実行委制作の記念VTR、中学校や著名人からのお祝いメッセージなどを掲載している。



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