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IT・ものづくり技術集を作成 盛岡市 得意分野など網羅 全国3千社へ きょう発送 市内への立地働き掛け

2021-01-15

盛岡地域の企業情報を掲載した盛岡IT・ものづくり技術集

 盛岡市は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う経済対策として、盛岡地域の製造業や情報サービス業が持つ優れた技術を集約した冊子「盛岡IT・ものづくり技術集」を作成し、全国3千社へ15日に発送する。冊子には盛岡地域の情報サービス業、製造業106社の情報を掲載。冊子と同様の情報を掲載したホームページ(https://morioka-area-technology.jp/)も同日から公開する。

 新型コロナの影響で中国などからの部品や原材料の調達ができなくなったことなどを受け、生産拠点の分散化や国内回帰などの環境変化が起きている。

 こうした中、コロナで売り上げが減少する情報サービス業、製造業の技術を紹介し、販路拡大や売り上げ増加などにつなげるほか、生産拠点の分散化を検討する国内企業へ同市への立地を働き掛ける。

 冊子には、当該企業の主要事業、得意技術や得意分野のほか、製造業では保有設備、情報サービス業では主要資格などを掲載している。企業が持つ技術を必要とする企業とのマッチングを図り、新たな販路拡大に結びつける。

 企業情報に加え、インデックスとして同市の産学官連携の取り組み、市産学官連携研究センター(コラボMIU)や県工業技術センターなど市内の産業支援機関などを紹介。岩手大理工学部や県立大ソフトウェア情報学部、県立産業技術短期大学校の豊富な人材がいることもPRし、新たな企業立地、ひいては人材の地元定着にもつなげる。

 市が昨年12月に実施した市企業立地意向調査では、事業所の新設や移転を検討している企業が一定数あった。市では現在、道明地区産業等用地の第1事業区の3区画の立地候補者を募集しており、生産拠点の分散化に伴う立地に期待する。

 冊子を発送する3千社は、掲載企業と製造分野が近い企業やIT技術を必要とするソフトウエア産業、近年売り上げが伸びている企業などで、首都圏を中心に名古屋、大阪、福岡など大都市圏の企業が多い。

 市商工労働部ものづくり推進課の上森貞行主査は「盛岡には東北第2位のIT企業の集積があり、優れた技術を持ち世界と勝負している製造業も数多く立地している。今回の技術集で、それが取りまとめられた。企業の活動を活発化させ、盛岡地域の生産性、産業の高度化・高付加価値化につなげることが、次世代の若者の活躍にも結びつくので全国の企業にPRできれば」と話した。



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