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花巻―神戸線の開設決定 FDA 3月28日から通年運航 毎日1往復 新たな観光需要に期待

2021-01-20

ウェブを通じて花巻・神戸線の開設を達増知事に報告する楠瀬俊一社長

 フジドリームエアラインズ(FDA、楠瀬俊一社長)は、新たにいわて花巻空港と神戸空港を結ぶ花巻―神戸線の開設を決定し、運航ダイヤと運賃を国土交通省に19日届け出た。新路線は、2021年3月28日から通年で、毎日1往復の運航を予定。今月27日から航空券の発売を開始する。路線開設決定に伴い、同社の関係者が19日、県庁を訪れ、達増知事に報告した。

 花巻―神戸線は、夏ダイヤ(3月28日~10月30日)では、花巻午後2時50分発・神戸同4時30分着、神戸同3時30分発・花巻同5時着の1往復。1便当たりの座席数は84席(一部76席)で、65%の搭乗率を目標に年間約4万人の利用を見込む。フライト時間は約1時間40分。

 夏ダイヤの運賃は、大人普通が片道3万9千円から4万円だが、就航記念限定価格(10月30日まで)として、45日前までに予約すると、片道8千円から1万4200円で利用できる。このほか、日本航空(JAL)とコードシェア(共同運航)便を設定しており、JALでも航空券が購入できる。

 FDAでは、関西圏の拠点として、19年10月27日に神戸と松本、出雲、高知の各空港を結ぶ路線を開設。その後、20年3月29日に青森との路線を開設しており、東北の空港と神戸を結ぶ路線は花巻が2カ所目となる。

 いわて花巻空港は、同社の北東北の拠点で最も便数、客数が多く、環境が整い次第、北東北と関西を結ぶ路線を考えてきた。今回は、コロナ後を見据えた重要な戦略路線として開設した。

 先に開設した青森―神戸線の実績をみると、新しい旅行の目的地として神戸を訪れるなど、約7割が観光での利用となっている。花巻―神戸線も、当初は観光目的の利用で他路線に比べ女性の比率が高く、年齢層が低い傾向が想定される。新路線の開設を機に生まれるビジネスの往来にも期待する。

 ウェブを通じて出席した、楠瀬社長は「新路線で岩手と神戸が空路で結ばれ、新しい観光需要の創出や経済交流の拡大、人と人、文化の交流に発展することを期待する。現在は新型コロナの影響で、県をまたぐ移動を控える動きがあるが、運航を開始する3月28日以降は感染状況も落ち着き、皆さんに安心して搭乗いただける日々になっていることを願う」と話した。

 達増知事は「コロナ禍の中、神戸―花巻間の路線を新設する英断に、心から敬意を表する。ともに大きな自然災害を経験し、記憶と教訓を共有しながら互いに助け合い、交流を深めてきた神戸と岩手県が直接つながることは感慨深い。県として神戸線の利用促進に積極的に取り組み、ともに路線を育て、さまざまなつながりを広げていきたい」と新路線開設に感謝した。



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