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来月1日から供用を開始 格段に安全性向上 IGR境田川原踏切 車道6㍍、歩道3㍍の幅員

2021-01-23

車道が拡幅され、新たに歩道も設置された境田川原踏切

 盛岡市北夕顔瀬町と境田町を結ぶIGRいわて銀河鉄道線境田川原踏切は、拡幅改良工事を終え、2月1日午前0時から供用開始される。同踏切は、幅員3・6㍍と狭く、普通車のすれ違いが難しく、歩道もないため、地域から危険な踏切として改良要望が出ていた。今回の拡幅工事で、車道幅員が6・0㍍となったほか、片側に幅員3・0㍍の歩道も整備され、車両、歩行者ともに安全性が向上する。1日は、厨川小スクールガード連絡協議会による竣工・開通式も予定されている。

 同踏切は、1日当たりの交通量(2010年時点のデータ)が、自動車2038台、二輪134台、自転車などの軽車両1632台、歩行者777人と多く、厨川小、城西中の児童生徒の通学路にもなっている。

 一方、踏切内が狭隘(きょうあい)で、歩道もないため、児童生徒は踏切の南側にある地下横断通路へ迂回(うかい)していた。

 長年の課題だった踏切の拡幅改良に向けて、17年1月27日に踏切道改良促進法の指定を受け、盛岡市は17年度から事業着手した。20年4月15日から全面通行止めによる工事を実施。概算事業費は約5億3千万円。

 今回の拡幅改良工事で、車道が大幅に拡幅され、車両のすれ違いが容易になる。青山駅側には歩道を新設し、車道と歩道の境に小さな突起を設置することで歩車を分離した。

 踏切の境田町側は約10%の急勾配の坂道で、冬季に車のスリップによる列車との接触事故も発生していた。境田町側の上り坂部分の車道、踏切内の歩道部分に融雪装置をそれぞれ設置し、通行の安全性を確保。境田町側の交差点へ道路照明灯2基も増設した。

 これまでは、踏切から交差点までの距離が北夕顔瀬町側が26㍍、境田町側が11㍍と短く、渋滞などによる踏切内への車両の閉じ込めなどもあった。今回は踏切拡幅に併せ、交差点部分の線形も変更した。

 北夕顔瀬町側は踏切を出た後、盛岡駅側に曲線を描くようにして市道盛岡駅上堂一丁目2号線との交差点までの距離62㍍を確保し、境田町側は天昌寺側に直角に接続していた車道を踏み切り側から28㍍離れて曲がるようにした。

 盛岡市の大坪康宏道路建設課長は「これまで歩行者や車がすれ違うのに非常に困難な状態で、交通安全上も不便を掛けていた部分が解消された。市としても事業完成にこぎ着けられて良かった。これまでより格段に安全にはなるが、踏切であることに変わりはなく、危険は伴うので、安全に使ってもらえれば」と話した。



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