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コロナ禍での安全な活動の在り方を探る 「学校は流行の場にならず」 こどもエコクラブサポーター 「対策講じて機会創作を」

2021-02-01

コロナ禍で子どもたちを安全に野外活動させる方法を探った参加者

 県内で環境活動を行う団体などが情報交換を行う、こどもエコクラブサポーターミーティング(環境学習交流センター主催)が1月30日、盛岡市盛岡駅西通のアイーナで開かれた。オンラインと会場を含め、子どもを対象にした環境学習活動などに携わる関係者約20人が参加。新型コロナウイルスで活動が中止や延期される中、講演や事例発表を通して、子どもたちが安全に活動を行うための在り方を探った。

 岩手医科大衛生学公衆衛生学講座の丹野高三特任教授が「コロナ禍の中でこどもたちの野外活動を安全に行うために」と題して講演。新型コロナの医学的知見の現状として、小児の多くは家族内感染で、小学生75%、中学生68%、学校内感染は小学生2%、中学生7%と説明した。小児からの感染力が成人より強いかは、まだ不明としながらも、小児が感染源となりにくいことを示唆する報告はあるという。

 こうした知見が全く分かっていない昨年3月時点での臨時休業は仕方なかったとした上で、「インフルエンザと違い、学校が流行の場にならない。子どもたちの発育や心理的な状況で、むしろ学校や保育施設を閉じることで、好ましくない影響が出ることが図らずも分かった。そういった面から考えても、子どもたちの活動を積極的に止めることは、この感染症ではしないくていいということが、感染予防の観点からも言える」と話した。

 子どもたちの野外活動については「主催する側がリスク評価した上で、具体的な対策をしていくことが求められる。われわれがいま、予防的手段としてとれるのは、感染源、経路に着目して、身体的な距離がとれるか、マスク使用をどうするか、消毒液をどうやって準備するか、活動する場が三密を避けられる状況にあるかなどを一つ一つ検討し、開催の可否を決定すること」とアドバイスした。

 事例発表では、奥州市環境市民会議「奧州めぐみネット」が、2020年度の活動状況などを報告。新型コロナの影響で、前期はイベントの中止や延期を余儀なくされた一方、イベントカレンダーで緊急時の中止の可能性を事前告知、SNSを使った情報発信など、新たな取り組みにも力を入れたことを紹介した。

 参加した北上川フィールドライフクラブ花巻スポーツランドの渡邉喜代子副代表は「コロナになってから、体験を楽しみにしてくれている子どもたちがすべてそれを絶たれたことが心が痛い。子どもたちにとって、黙って家の中にいることがどれだけ苦痛なのか。週1回、月1回でも思いっきり遊ばせてあげたい。怖いというのではなく、きちんと対策をして機会を作るのがわれわれ大人の役目」と話した。



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