2021年
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県立高校再編 盛岡南は不来方と統合 後期計画最終案 跡地に盛岡工移転

2021-02-02

 県教委は1日、昨年2月公表の当初案から修正を加えた、新たな県立高校再編計画後期計画(2021~25年度)の最終案を公表した。盛岡地域では、不来方と盛岡南の統合について、統合までに行う学級減の対応を一部修正するが、25年度の統合・新設校設置に変更はない。また、統合後に利用されなくなる盛岡南の校舎に、盛岡工を移転させる新案を盛り込んだ。このほかの変更は、▽水沢工・一関工・千厩高産業技術科の統合案から千厩を除外▽宮古商工、宮古水産の維持と同一校地内への集約―など。3月の教育委員会定例会で議決し、年度内策定を見込む。

 ■盛岡工を盛岡南校舎へ移転

 校舎・設備の老朽化が進む盛岡工への対応策として新たに追加された。統合後の新設校は不来方校舎を利用予定で、利用されなくなる盛岡南校舎の新規活用を図る。移転時には設備の一部更新など行い、工業教育の基幹校として、機能強化を図る。佐藤博県教育長は1日の会見で「工業の教育拠点として充実させ、地域産業の人材育成や企業誘致などに効果が及ぶと期待したい。盛岡南の校舎を利用することで、地域にとっては学校が存続する形になる」と話した。

 ■盛岡南・統合前の学校規模確保

 当初案では、22年度から盛岡南のみを学級減し、統合直前までに5学級減する計画だった。最終案では、▽地域の中学生の進路確保▽統合までの活発な学校活動の維持―のため修正。22年度は学級減をせず、23年度に盛岡南と不来方でそれぞれ1学級減とする。

 ■千厩の産業技術科は維持

 水沢工、一関工、千厩高産業技術科の統合案は修正し、千厩を現状維持とする。同科を含む統合では通学が遠距離化し、東磐井地区の生徒に影響が大きいとの意見を考慮した。水沢工、一関工は25年度に統合し、工業6学科の新設校とする。

 ■宮古商工・宮古水産は同一校地内に

 県唯一の水産高校の存続を求める地域の意見を踏まえて、宮古商工、宮古水産の統合は行わない。加えて、両校校舎の老朽化への対応として、新校舎を同一の敷地内に設置する。校舎の集約により、整備費などのコスト削減が見込めるほか、一般教科などでは教員の併任ができるため、専門教科を担当する教員を増やせるなど、利点があるという。具体的な整備計画や時期は、今後検討されていく。

 ■盛岡ブロックの説明会を実施

 県教委は18日、最終案における盛岡ブロックの変更点について、県民への説明会を実施する。盛岡市内丸の県民会館中ホールで、午後6時半~同8時までの予定。テーマは「後期計画(最終案)における盛岡ブロックの再編計画の変更点等について」。

 12日までに事前申し込みが必要。申し込みは参加者氏名、人数、連絡先を明記し、ファクス(番号019―629―6144)、電子メール(DB0004@pref.iwate.jp)へ。郵送の場合は岩手県教育委員会事務局学校調整課(高校改革担当、郵便番号020―8570、住所記載不要)へ。

 問い合わせは県教委事務局学校調整課高校改革担当(電話019―629―6206)。



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