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ワクチン用冷凍庫順次到着 新型コロナ 盛岡市立病院などに 来月から医療関係者接種へ

2021-02-10

設置された超低温冷凍庫=9日午後2時ころ、盛岡市立病院

 新型コロナウイルス感染症のワクチンを保管する超低温冷凍庫(ディープフリーザー)の第一陣が9日、県内に到着した。同日は盛岡市や奥州市、一関市の4医療機関に各1台設置された。県保健福祉部によると、医療従事者用のワクチン接種開始は国が示した予定では3月中旬以降。県内に約4万5千人いる医療従事者用に9~17日までに、全16台が配備される。ワクチン到着後、接種が円滑にできるよう、設置医療機関は万全の体制を敷く。

 9日設置されたのは、盛岡医療圏の盛岡市立病院と岩手医科大附属内丸メディカルセンター、胆沢の奥州市総合水沢病院、両磐の県立磐井病院の4カ所。17日までに県内9ある二次医療圏内の医療機関に各1台の計15カ所(うち盛岡5カ所、中部3カ所)と、矢巾町の医大附属病院に1カ所配備される。

 16カ所は、いずれも国の規定する「基本型接種施設」に当たる。ワクチンを保管し、自施設の医療従事者に接種する。近隣の連携型接種施設へ冷蔵したワクチンを小分けして移送する拠点にもなる。

 医療従事者は、医師・歯科医師、看護師に限らず、医療機関内で感染症患者や疑い例と接触機会のある事務職、保健師、救急隊員ら幅広い職種が対象になる。県内約4万5千人への接種は、基本型、連携型のほか、集団的接種の方法がある。

 盛岡市立病院(盛岡市本宮5、加藤章信院長)には9日午後1時半ころ、トラックで運び込まれた超低温冷凍庫が到着した。こん包が解かれ、1階の薬剤部へ設置された。

 冷凍庫は、PHP社製で、高さ約95㌢、幅55㌢、奥行き69㌢。設定温度は零下60~80度。容量は1箱195バイアル(瓶)入りを計20箱収納できる。1バイアルは接種6回分に相当し、冷凍庫1台で約2万3千回分の接種に対応する。

 薬剤部の佐々木宣好部長は「ワクチン管理が大変難しいので、しっかりと徹底し、接種が始まったら円滑に進める体制を整えたい」と意欲を示した。

 国や製薬会社の情報、配布資料などから、習熟に取り組んでいる。市立病院は停電でも必要な電源を確保できる。

 設置には、県保健福祉部医療政策室も立ち会った。木村真智ワクチン接種担当課長は「県内には6月までに(一般接種含め)計111台が配置される。円滑にワクチン接種を進めたい」と述べた。



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