2021年
4月23日(金)

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「あまちゃん」演奏動画配信 東山堂 発表の場中止の高3生 活動と思い伝える企画 ともに奏でる喜び 音楽の楽しさを実感

2021-03-01

「イワテ吹奏楽プロジェクト」のDVDを手に笑顔の盛岡誠桜高吹奏楽部員ら

 盛岡市の東山堂(玉山哲代表取締役社長)は、動画共有サイトのユーチューブで、県内23高校の3年生吹奏楽部員130人による「あまちゃん」オープニングテーマの演奏動画を配信している。新型コロナウイルスの影響でコンクールなど発表の場の中止が相次いだ今年度、3年生部員らの積み重ねた活動と思いを伝えようと企画。参加生徒に公開動画などを収めたDVDのプレゼントも行い、2月26日の盛岡誠桜で、贈呈は完了した。

 企画は「イワテ吹奏楽プロジェクト」と題して、盛岡地域からは盛岡三、盛岡北、盛岡工、盛岡誠桜、盛岡農の5校29人が参加。昨年8月から10月までに撮影班が各校で演奏を撮影し、編集して約4分の動画にした。

 各校1~14人の参加部員の奏でる音がまるで同じ空間で合奏しているように調和して、爽やかでみずみずしい一つの音楽を届けている。

 26日は、同社常務取締役の鹿糠幸康さんらが盛岡市高松の盛岡誠桜高を訪れ、生徒らにDVDを贈呈した。

 同校は、6人の3年部員のうち、部長の種市琴音さん(トランペット)、副部長の佐藤日和さん(バストロンボーン)、澤田桃葉さん(フルート)、武藤あさひさん(バリトンサックス)の4人がプロジェクトに参加。

 武藤さんは「県内のほかの高校と一緒に演奏できる機会はなかなかなく、一緒に演奏できて楽しかった。ピッチを合わせ、リズムをしっかり刻めるよう心掛けた」と振り返る。

 澤田さんは「コロナ禍だからこそできる音楽もあると思う。動画を通して、吹奏楽をやっている高校生と一つの音楽を伝えることができて、とても思い出に残る」と喜んだ。

 佐藤さんは「コロナ禍で例年通りに大会ができない中、多くの人とつながるいい機会だった」と実感。高校での部活動を「これまでとは違う目線になり、大変だった分、やりがいはすごく感じた」と振り返る。

 種市さんは、プロジェクト参加を通して吹奏楽の魅力を改めて感じたといい、「自分も目標ができて思い出を作れるし、聴いてくれる人にも思いを伝えられる。言葉じゃなくても、音で気持ちを伝えられるのがいいところ」と笑顔で語った。

 鹿糠さんは「はじめは応援するつもりで作ったが、動画を見るとこちらが応援されている気分になった。地元企業として地域に貢献でき、子どもたちも楽しそうにやっていたのが見られて良かった」と話していた。

 動画はユーチューブのサイト内で東山堂公式アカウント「TOSANDO music」を検索して視聴できる。

 そのほかの参加校は次の通り(撮影順)。

 花巻東、釜石、千厩、金ケ崎、遠野、一関学院、水沢工、水沢一、水沢商、岩谷堂、久慈東、一戸、遠野緑峰、宮古商工、花泉、大槌、花北青雲、花巻南



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