2021年
4月23日(金)

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思い出胸に学びや巣立つ コロナ対策して開催 県内の高校卒業式 盛岡商では238人

2021-03-02

サッカー部員16人で記念撮影する卒業生たち

 県内の多くの高校で1日、卒業式が開かれた。盛岡市本宮の盛岡商業高(千葉尚校長)では、卒業生238人が門出を迎えた。新型コロナ対策で次第短縮や在校生の不参加などの制限はあったが、晴れの日を保護者に見守られ、3年間を過ごした学びやを巣立った。

 式では、呼名を受けた卒業生がその場で起立し、堂々と返事をした。6クラスの代表らが壇上に上がり、千葉校長から卒業証書を受け取った。

 答辞を務めた佐藤亨洸(ゆきひろ)君は、恩師や後輩、18年間を支えた保護者へ感謝を伝えた。

 「この3年間、多くを学び、思い出ができ、人に支えられてきた。語り尽くせないほど、盛岡商業での生活はかけがえのないものだった。過ごした時間、学びを大切に一歩一歩進んでいく。コロナ禍にも屈せず、毎日必死に努力し、挑戦し続けた私たちなら、どんな環境にも適応し活躍できるはず。温かい目で見守ってほしい」と思いを伝えた。

 校長式辞は書面配布に代え、その中で天台宗開祖・最澄が残した「一隅(いちぐう)を照らす」との言葉を贈った。


千葉校長から卒業証書を受け取るクラス代表の卒業生


 「予測困難な時代がやってくるといわれている。その中でも皆さんがそれぞれの場所であかりを灯し、周りの役に立つ人になり、『一隅を照らす』喜びを感じてほしい」などと記した。

 感染症対策のため、来賓の制限や、国歌と校歌は斉唱せず演奏のみとしたほか、例年、式後にある在校生の見送りはなかった。式後は、親子や部活仲間で記念撮影をする姿がみられた。

 卒業生の太田琴音さんは「簿記や商業経済検定など、受けた資格はすべて取得できた。(店舗経営体験などする)盛商マートでは仕入れや販売も体験し、商業高ならではの実践的な学びを、社会で生かしたい」と話していた。

 母親の友栄さんは「娘は三女で、30年近くの子育ての最後の卒業式を無事迎えられてよかった。社会では学生生活とは違う大変なこともあるかもしれないが、頑張って乗り越えてほしい」と目を細めていた。

 サッカー部で主将を務めた村上絢太君は「去年はコロナで部活ができない分、数少ない選手権や代替大会に懸ける思いは強かった。1秒1秒を仲間と楽しく過ごせた。大学でサッカーを続け優勝して、親への恩返しにできたら」と話した。



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