2021年
4月23日(金)

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晴れやかに巣立ち 盛岡中央高が卒業証書授与式 伊藤ふたばさんは拠点を東京へ

2021-03-04

クラスごとに記念撮影した盛岡中央高の卒業生たち

 龍澤学館(龍澤正美理事長)が運営する盛岡中央高校(千葉研二校長)の卒業証書授与式は3日、盛岡市民文化ホールで開かれた。卒業生207人は呼名された後、それぞれ壇上で千葉校長から証書を受け取った。国内外で活躍したスポーツクライミングの伊藤ふたばさん(18、TEAMau所属)も卒業を迎え、4月から東京を拠点に、プロクライマーとして活動することへの決意を語った。

 龍澤理事長はあいさつで、新渡戸稲造の格言「名誉は境遇より生ずるのでなく、各人が善くその分を尽くすにある」を引用。「分とは自分がやるべきこと。やるべきことを一つ一つ実行する。それを続けたとき、心の中に本物の自信が育っているはず。ときに思い出して、やるべきことを実行して」と激励した。

 卒業生代表で答辞を務めた宮川京君は、両親ら支えてくれた人々へ感謝を伝え、「これからそれぞれの進路に向け一歩一歩、自分の足で歩いていく。大きな壁にぶつかっても中央高で得た思い出、学び、誇りを人生の糧とし、力強く生きていく」と決意した。

 新型コロナ対策として、1、2年生は式に不参加。保護者は1家族1人とし、国歌や校歌は演奏のみとした。


プロ転向への意気込みを語った伊藤ふたばさん


 伊藤さんは、IFSC複合予選会(2019年、フランス・トゥールーズ)優勝など在学中の功績から、理事長特別表彰を受けた。龍澤理事長は「生徒はもとより、岩手県民に大いなる勇気と元気を与えてくれた」と激賞した。

 式後、取材を受けた伊藤さんは学生生活を振り返り、「皆と比べ登校日数も少なかったが、友達はいつも通り接してくれ、出られた行事でたくさん思い出ができた。地元を離れるのはさみしいが、社会で自立しないといけない。地元は大好きなので、よく帰ってきたい」と晴れやかに語った。

 今後の目標を「(24年の)パリ五輪に向け、金メダルを取れるように頑張りたい」と決意。「4月のW杯(スイス・マイリンゲン開催、ボルダリング種目)が最初(のプロ出場)になる。優勝を目指す。コロナ禍でも早く世界に出て、どこまで通用するのか確認したい」と意気込んだ。



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