2021年
4月24日(土)

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水分・片寄・上平沢小が閉校 紫波町 明治からの歴史に幕 西の杜小へ統合 「未来に向かって進む」

2021-03-22

 紫波町立西の杜小の開校に伴い統合される水分小(本明充良校長)、片寄小(朝倉圭校長)、上平沢小(和田敦子校長)の閉校式が20、21の両日、各校で行われた。在校生と関係者らが集い、明治から令和までの長い間、地域の学び、文化、スポーツの拠点としての役割を担ってきた学びやに別れを告げた。

 ■水分小

閉校記念の石碑を眺める水分小の児童


 20日に開かれた閉校式には、在校生と閉校記念事業実行委の委員ら約180人が参加。校旗が熊谷泉町長に返納され、学校の147年の歴史に幕が下ろされた。式の後には、校庭に建立された記念碑が除幕された。

 全校児童は「たくさんの先輩方が水分小で学び、思い出を作り、卒業していった。私たちの思い出も、この学びやにたくさん詰まっている」「これから始まる新しい生活にドキドキしている。水分小で過ごした日々を大切に、未来に向かって新しい道を歩む」などと呼び掛けた。

 閉校記念事業実行委の鷹木嘉孝委員長(72)は「子どもたちを西の杜小につなげることが大切と、閉校に向け取り組みを進めてきた。寂しい気持ちはあるが、地域のみんなが学校の思い出を持ち、さらに一つにまとまれば」と話した。

 ■片寄小


閉校式で思いを発表する片寄小の児童


 閉校式は20日に行われ、在校生と閉校記念事業実行委の委員ら約170人が最後の校歌を歌うなどして、同校の146年の歴史に思いをはせた。

 全校児童による発表の中で、学校に「卒業証書」が授与された。「この校舎でたくさんのことを学び、大きく成長することができた」「この学びやは、いつまでも私たちの誇り。これまで築き上げたすべての思い出と、たくさんの感謝を胸に、未来という新たな道へと進む」となど思いを語った。

 閉校記念事業実行委の細川博明委員長(75)は「もともと地域の人々はおとなしい性格だったが、学校とともに活発になっていった」と、学校と地域の関係性を語る。「片寄の子どもたちには、どんどん自分のいいところを見つけて、地域から飛び立っていってほしい」と願った。

 ■上平沢小


最後の校歌を合唱する上平沢小の児童


 閉校式は21日挙行され、在校生と保護者、閉校記念事業実行委の委員ら約140人が出席。146年の歴史を振り返るとともに、新たな歴史を刻む西の杜小に期待を寄せた。

 全校児童による「別れの言葉」では、1874(明治7)年10月の開校からの学校の歴史を紹介。「上平沢小は私たちの誇りであり、地域の誇り。真面目に勉強する態度、人を思いやる心、みんな仲良く協力する気持ち。この上平沢小の心をいつまでも忘れない」と述べた。

 閉校記念事業実行委の伊藤綱俊委員長(45)は「自分の母校でもあり、146年と長い歴史を持つ学校が閉校するのは寂しいが、新生西の杜小として、児童の教育の充実につながれば。今後も地域として、いままで以上にできることで学校を支援していきたい」と話した。

    ◇

 町立西の杜小は、上平沢小の校舎を使用する。開校式は、4月5日に開かれる。



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