2021年
9月20日(月)

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随所に気取らない人生観 ひねもすほっと茶屋 よしだかずをさん 人生初のCDリリース 曲調もジャズなど多彩に

2021-07-11

生涯初のスタジオ録音CDをリリースしたよしだかずをさん

 ギターを奏でて四十数年。「ひねもすほっと茶屋」(盛岡市中ノ橋通2丁目)の店主、よしだかずをさん(58)が、人生初のCD「のたりずむMEDIUM(ミディアム)」をリリースした。盛岡で活動する多くのミュージシャンの協力を得て、「考えてもいなかったこと」を実現させた。収めたのは、ソフトでもハードでもないミディアムをコンセプトに全10曲。曲調はジャズ、フォーク、ロック、ブルースなど多彩だ。

 タイトルは大好きな与謝蕪村の句からとった。「小学生のとき、先生が『春の海 ひねもすのたり のたりかな』の句を教えてくれた。なぜか好きになってしまって。店の名前もそこから付けた」と明かす。「肩の力を抜いて、のんびりした生き方がいい」。アルバムにはそんな気取らない人生観が随所にみられる。

 CD中、「やっぱり肉を食おう」は、ライブバージョンを収録した。アコースティックギターの音色と客とのコールアンドレスポンスが楽しい曲。

 「パンディエロの街」は、ジャズピアニストの鈴木牧子さんが作曲を担当した。「(曲を聴いて)こう来たかと。行ったこともないブラジルをイメージして詞を書いた」とよしださん。心地よい海辺の情景が浮かんでくるナンバーだ。

 「くろぱん」は、ソウルフルに恋心を歌い上げる中、「KAZUOばんど」のメンバーが軽快なソロを披露。新庄さんさの太鼓指導者でもある小笠原信敬さんのさんさ太鼓も鳴り響く。

 名曲「我が心のジョージア」のカバーでは、渋い大人の魅力を「かずを節」たっぷりに歌い上げている。

 「押し付けるものは何もないおもちゃ箱」とよしださんは語る。

 よしださんのギターとの出合いは中学のころ。以来40年以上、片時も手放すことはなかったという。

 ライブに主軸を置いていたため、音楽仲間からCD制作を持ちかけられても、断ってきた。コロナ禍でライブができなくなった時間を、今回のアルバムに注力した。

 「フロムモリオカのCD。ぜひ聴いてもらって、いつかライブに足を運んでくれることで結実する」とコロナ禍の早期収束を願い、安心してライブができる日を待ちわびている。

 CDは税込み2500円。盛岡市肴町の東山堂で販売しているほか、郵送でも購入できる。問い合わせ・申し込みは電話090―2367―4024か、メールhige@ozzio.jpまで。



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