2019年
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放牧で除草効果検証 県立大に4頭放牧 日本中央競馬が助成 農耕馬の活用模索

2019-09-06

県立大の敷地内に放牧される農耕馬

 県立大(鈴木厚人学長)は4~7日の間、滝沢市巣子の同大敷地内に農耕馬4頭を放牧している。日本中央競馬の助成による「農耕馬のホースワーク可能性に関する実証事業」の一環で、農耕馬の食べた植物の量を調べ、放牧による除草の可能性を検討する「公共施設管理可能性調査事業」によるもの。

  放牧されるのは、八幡平市のMATOWA(阿部文子代表)が管理する、北海道和種(道産子)3頭、木曽馬1頭。同大正門から約170㍍先の草地を、200平方㍍の柵で囲い実施する。1平方㍍当たりの植物の重量を放牧の前後で比較し、除草の効果を検証する。農耕馬の活用方法を模索する目的があり、機械での除草に比べて環境汚染もなく、ふんは肥料に利用できるなど利点が多い。今回の放牧で生じるふんは、滝沢スイカの生産農家などに提供されるという。

  同事業は農耕馬の維持・増加を目的に、2016~20年の実施。森林化が進む安比高原のシバ草原を、放牧で復元する取り組みや、ホーストレッキングなどの馬とのふれあいによる「ホースセラピー」など、現代の環境に合わせた農耕馬の活用について、各種実証実験を行っている。

  同大総合政策学部の渋谷晃太郎教授は「馬と触れ合う機会はめっきり減っている。農耕馬の役割を現代に合わせて見直し、仕事を増やしてあげることで伝統文化も守れる。彼らの生きる道を事業を通して探したい」と話した。



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