2021年
9月20日(月)

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チームに流れ呼び込むゾ 盛岡大附の松本龍哉選手 強力打線の切り込み隊長 「甲子園で本塁打を」

2021-08-10

打撃練習に取り組む松本選手=1日、盛岡市下厨川のグラウンド

 第103回全国高校野球選手権大会(日本高野連など主催)に出場する盛岡大附。岩手大会5試合で54安打50得点の強力打線を武器に、13日に鹿島学園(茨城県代表)との初戦に臨む。攻撃面で関口清治監督(44)がキーマンに挙げるのが、1番を打つ松本龍哉選手(3年)。1年時から公式戦に出場し、高校通算64本塁打を重ねる切り込み隊長が、全国の舞台でもチームに流れを呼び込む。

 松本選手は福島県の須賀川市立大東中出身。小学校時代はソフトボールに打ち込み、中学から硬式野球の郡山ボーイズに所属。「中学のときから打力に自信があった。それを生かせるチームに」と盛岡大附を選んだ。

 春の選抜大会を経験した上級生らと臨んだ1年夏の岩手大会は、2試合目の3回戦で敗退。「現実は甘くないなと。そのとき、自分より悔しいはずの3年生が、泣きながら『絶対甲子園に行ってくれ』と言ってくれた。自分もああいうかっこいい先輩になりたいと思った」。悔しさを受け止めて重ねた努力が、最後の夏につながっている。

 鋭いスイングで発揮する長打力が持ち味。今夏の岩手大会では決勝以外の4試合で初回に出塁、3試合で先制のホーム踏んだ。「(1番打者の)自分の役割は、いい流れを持ってくること。チームに勢いを付けられたかと思う」と松本選手。

 仲間の窮地に、タイムを取って声を掛ける場面もあった。「自分は1年から公式戦に出て、このチームでは一番経験値が高い。ほかの人よりも視野は広げようと思ってやっていた」と自覚を持つ。

 応援に駆け付けた母の幸子さん(49)は「それだけで成長を感じられた。周りのみんながつらいとき、どれくらい声を掛けられるか」と、わが子の内面の成長を見詰めた。

 甲子園での試合に向け、松本選手は「一球で甘い球を完璧に捉える力が大事になる。どれだけ精度良くバッティングできるか」と確認に余念がない。

 「大会を開催してくれる方々に感謝し、岩手県の代表として、岩手の誇りと思ってもらえるよう頑張りたい。最高の場所でホームランを打ちたい」と闘志を燃やしている。



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