2021年
11月27日(土)

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岩手医大に重症者用仮設 県補正予算288億円 コロナ、豚熱予防など

2021-09-18

 県は17日、28日招集の県議会9月定例会に提出する2021年度一般会計補正予算案の概要を公表した。新型コロナウイルス感染症対応や豚熱予防ワクチンの接種にかかる経費、20年度決算の確定による所要の補正などとして、約288億円を増額する。このうち、新型コロナ対応分は約84億円。岩手医大付属病院敷地内に重症者用仮設病棟を整備するための費用や、軽症者用宿泊療養施設と入院病床を確保するための費用などを盛り込む。今回の補正により、新型コロナ対策補正は総額1251億円となる。

 達増知事は同日の定例会見で予算案について説明。仮設病棟の整備については「岩手でも重症になる方がおり、改めて対応をきちんとする。重症患者が何人もいた場合、一般の医療に影響が及ばないような形を確保する」と意義を強調した。

 岩手医大付属病院敷地内への仮設病棟の整備費用は、約3億円を計上。6床を整備する。予算成立後速やかに着工し、年度内の供用開始を目指す。

 軽症者用宿泊療養施設の拡充費用は約24億円、入院病床の確保などとして約32億円をそれぞれ計上。県内での新型コロナの感染拡大に備える。このほか、ワクチン接種体制の確保や感染拡大時のPCR検査実施費用、感染症患者を受け入れた医療機関の医療従事者への危険手当支給に対する補助経費などが増額されている。

 社会生活・経済活動支援として、公共交通の安全・安定運行の維持に向けた交付金約1億7千万円を、三陸鉄道とIGRいわて銀河鉄道に交付する。三陸鉄道とIGRに対する支援は、沿線自治体でも実施する。

 新規事業として、オリンピック選手等育成・強化事業費に600万円を計上。県の行う「いわてスーパーキッズ発掘・育成事業」において、新型コロナ感染拡大防止のためのリモート指導を行うための環境を整備する。教育分野では、県立学校ICT機器整備事業費に約2億8千万円を増額。県立学校に大型提示装置(プロジェクター)などを整備する。

 通常分は約147億円。4月の凍霜害、6月のひょう被害による農作物災害復旧対策にかかる費用は、2700万円を増額した。

 震災分は約57億円。うち、東日本大震災津波復興基金市町村交付金として約14億円を計上。東日本大震災津波復興基金(住宅再建支援分)に対する交付金として、陸前高田市に追加交付する。



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