2021年
11月27日(土)

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市民のために汗する決意 盛岡市議会 正副議長インタビュー 竹田議長 課題への意見しっかり伝える 村上副議長 幅広く〝声〟聞き届ける

2021-10-08

 任期4年の折り返しを迎え、盛岡市議会は9月1日の定例会本会議で、新しい正副議長を選任した。その結果、議長は竹田浩久氏(67)=盛友会・5期=、副議長には村上貢一氏(58)=創盛会・3期=に。9月定例会を終えて、改めて正副議長に議会運営に臨む姿勢や今後の抱負について尋ねた。

 竹田浩久氏(たけだ・ひろひさ) 盛岡市芋田在住。2002年玉山村議会議員、盛岡市との合併を経て市議5期。8月まで盛友会幹事長。

 ―就任の抱負は

 竹田 コロナの収束を目指して、普通の生活に早く市民が戻ることができるよう、経済面などさまざま支援できるよう、山積する課題に議員の意見をしっかり伝えていきたい。

 ―谷藤市政への評価は

 竹田 自分が議員となり、谷藤さんが市長に就任したのは同じころだった。かつて玉山村も盛岡市も財政が厳しい状況にあり、選挙では民間感覚で再建するよう訴えていた。全国の自治体でそうだったと思うが、打開の選択肢として盛岡市と合併した。

 谷藤市長は民間経験が豊富だったし、それを市政に具体化して立て直したと思う。全国市長会の立場からも財政の負担を軽くした実績があるので、高く評価している。総合計画は前期後期と徐々にカラーが出て、自分の思いを市民に訴えて実行しておられる。議会が納得するまでさまざまな場面で意見を聞いてもらい、予算化された点を高く評価している。しかし、二元代表制である以上は、議会としてしっかり監視する役割も果たしていきたい。

 ―玉山出身で初の議長となられた。地域振興への考えは

 竹田 合併の新市建設計画を基本に、いままでおおむね約束を果たしてきた点は了とする。玉山だけでなく、広域8市町もごみの問題、コロナについてもともに取り組んでいかねばならない。盛岡市は観光などが主体になると思うが、他の自治体に限って言えば、農業はじめ一次産業などは苦しい状況にあるので先頭に立ち、具体的に要望に応えられるよう頑張っていきたい。

 ―議会改革の実績と展望は

 竹田 さまざま批判があった政務調査費は政務活動費の形になったが、あのとき全国的にも厳しく改革して開かれた議会になってきたと思う。高校生議会や関心を持ってもらおうと大学での呼び掛けに取り組んできた。高校生議会は市立高のほか、県立高にも働きかけていかねばらないのかと思う。

 盛岡広域市町の議会連携については、常任委員会の正副委員長の懇談会などを通じ、課題を絞って議論を深めていければ、各分野に深掘りした意見が出てくると思う。それを早く問いかけて協力いただきたい。各市町村の議長さんたちにあいさつしてお話ししてきたので、早めに実行していきたい。

 具体的にはスポーツコミッションや首長懇談会があり、この間見てみたら、課題をそれぞれ出し合い、事務局レベルでは盛んにやっていることが分かった。同じ歩調で課題解決に向かえば、より大きな効果が出るだろう。


 村上貢一氏(むらかみ・こういち) 盛岡市緑が丘在住。2011年から市議3期。8月まで創盛会幹事長。

 ―副議長に就任した心境は

 村上 9月定例会で議事進行や議会運営をさせていただいて、改めて議会を代表する一人になったという思い。重責をひしひしと感じている。議会全体をみていかなければならない。

 ―副議長としての在り方は

 村上 議長を全面的に支えながら、同じ方向を向いて取り組むこと。市民や事業者の声を幅広く、深く聞き、それを議長や議会に届けることが副議長の務め。

 ―任期中に取り組みたいことは

 村上 議長と同じ意見で、盛岡広域8市町の連携推進。より成果を出していきたい。

 ―谷藤市政をどう捉えているか

 村上 最も評価できるのは、行財政改革に取り組んでいる点。よりよい谷藤市政につなげられるように、副議長または市議会として働きかける。ひいては盛岡市民の福祉向上、地域経済の発展につながる。

 ―優先的に取り組むべき課題は

 村上 コロナ禍の中で、市民の生命と地域経済を守るという両面をしっかり取り組むこと。

 ―市のコロナ対策に望むことは

 村上 現場の声を聞いて、事業や施策に取り組んでいくこと。医療に関しても、地域経済に関しても、的確かつ迅速に。市議会災害対策会議としてこれまでに7回提出したコロナに関する要望書の事項にもしっかり取り組んでいただきたい。

 ―市議会としての課題は

 村上 高校生議会など市民や若者と意見交換する場を設けているが、より市民へ開かれた議会を目指さなければならない。常任委員会や予算委員会のインターネット中継なども検討している。

 ―政治に関わる若者に対する思いは

 村上 投票することが未来を創る。そう思ってもらいたい。議会がより身近なものとして若者に浸透するように取り組む。

 ―今後の抱負は

 村上 議長を全力で支援しながら、開かれた議会を着実に具現化し、コロナ禍の課題解決などの思いを形に変えていく。



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