2021年
11月27日(土)

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秋空の下、走る ラストサンデー 必死に支持拡大図る 各候補者 経済回復などに熱弁

2021-10-25

 第49回衆院選は24日、ラストサンデーを迎えた。岩手1~3区の各候補者は、澄み切った秋空に後押しされるように、精力的に選挙区内をかけめぐった。新型コロナウイルス感染症禍の中での選挙戦とあって、ソーシャルディスタンスを保ちながら、少しでも支持拡大を図ろうと、コロナ対策や落ち込んでいる経済の回復などに熱弁を振るった。

■1区

 共産党新人の吉田恭子氏(40)は、盛岡市の神子田の朝市から運動を開始。午前は出身地の紫波町内、午後は盛岡市の都南地域を中心に支持を呼び掛けた。

 「憲法9条まもろう」などののぼりを掲げ、住宅街や商店街、ショッピングセンター付近などで街頭演説を実施。夕方はZOOMによるオンラインの集いを開催した。

 ▽命と暮らしを最優先する政治▽気候危機の打開▽ジェンダー平等社会▽憲法9条を生かした平和外交―への転換を訴え、「今度の選挙は、命の懸かった総選挙。『四つのチェンジ』で政治を根本から変える。首相を変えても政治の中身は変わらない、これが共通の思いではないか。市民と野党の共闘で政権交代を実現しよう」と呼び掛けた。

 立憲前職の階猛氏(55)は、盛岡市内の商業施設周辺で街頭演説を展開した。応援に駆け付けた東京大野球部時代のチームメート、小林至氏(53)=桜美林大教授、元プロ野球選手=とともに、支持を訴えた。

 階氏は「アベノミクスが8年続いたが、株価が上がっただけで、賃金は伸びていない。円安によって、輸出企業は利益を大きく伸ばしたが、輸入物価が上がっている」と、これまでの自公政権による経済対策が失敗であったと指摘した。

 「政府がしっかり予算措置すれば、教育を受けた若者が社会で活躍することができ、社会保障や経済成長にもつながるし、プラスにもなる」として、「希望と活力の好循環」を生み出したいと力を込めた。

 自民前職の高橋比奈子氏(63)は昼過ぎ、県議とともに盛岡市大通を歩き、支持を訴えた。「13年前の政権では、感染症は起こらないといって、仕分けで研究予算をばっさり切った。研究費がなかったから、日本製のワクチンがない。文科副大臣では、しっかり開発研究するための予算を付けさせていただいた」と実績を強調。

 「コロナ禍で、国からお金を借りた飲食店の相談については、経産相に、金融機関の返済期間を据え置くよう要望した。皆さんの声を国政に伝える役を託していただきたい」と声を張り上げた。

 通りがかった大学生のグループには、教育現場の1人1台端末やGIGAスクール構想などの取り組みを紹介。「何か困り事があったら教えてね」と呼び掛け、グータッチで笑顔を見せていた。

 ■2区

 ともに沿岸部を地盤とする立憲新人の大林正英氏(57)と自民前職の鈴木俊一氏(68)は、内陸部を回り、支持を呼び掛けた。

 大林氏は二戸市をスタートした後、南下。一戸町、八幡平市、滝沢市、雫石町を駆け抜けた。連日主張を展開してきたのを物語るガラガラ声で、まだ途上とする震災復興への熱い思いを語りかけた。

 鈴木氏は雫石町を振り出しに、滝沢市、八幡平市と選車を走らせた。ポイント各所で街頭演説。岸田内閣の一員として、選挙後に取り組む政策などを訴えた。



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