2021年
11月27日(土)

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1年ぶりの再会喜ぶ 山岸五丁目サロン再開 150回目は「しあわせの小箱」作り

2021-10-26

1年ぶりに開かれた山岸五丁目サロンで民生児童委員と小物作りを楽しむ参加者

 盛岡市の山岸五丁目町内会(斗成正明会長、約450世帯)は25日、新型コロナウイルスの影響で休止していた高齢者らの交流の場「山岸五丁目サロン」を1年ぶりに再開した。20年9月に規模を縮小して開催以降、「サロンだより」を全戸に回覧するなどして、つながりを保ってきた。この日は通算150回目の開催になり、参加者は小物作りを楽しみながら、久しぶりの再会を喜んだ。

 同サロンは、山岸5丁目地内にある公民館を会場に14年4月にスタート。月2回、地域住民を講師に迎えて地域の歴史を聞いたり、作品づくりに取り組むなど、地域の交流の場として定着していた。

 岩手県独自の緊急事態宣言が解除されたことや新規感染者が数日間確認されていないことを受け、感染症対策を取りながら再開することになった。

 25日のサロンには約20人が集まり、牛乳パックとテープ、折り紙を使った「しあわせの小箱」作りに挑戦。参加者は、風通しをよくした二つの部屋に分かれ、互いに教わりながら工作を楽しんだ。

 武田敏子さん(78)は「同じ町内に住んでいても、買い物や散歩の時間が異なるので、(前回のサロンから)1年ぶりに会った人もいる。敬老会も2年連続で中止になっているので、皆さんの元気なお顔が見られて良かった」と喜んだ。

 休止期間中、月1回は「サロンだより」を発行して、地域の話題などを提供してきた民生児童委員の高橋博子さん(73)は「つながりを切らさないという思いで続けてきた。たくさんの方に参加してもらい、ほっとしている」と表情を和ませた。

 今後は、月1回のペースで開催していく予定。同町内会の老人クラブ「ゆり桜会」の千葉研介会長(84)は「住宅地である町内には商店や皆が集えるような喫茶店が少ないので、サロンは住民同士がコミュニケーションできる貴重な場。感染症対策を取りながら継続してもらえるのはありがたい」と話していた。

 盛岡市社協によると、市内には町内会などが運営する高齢者サロンが209(20年5月時点、同社協把握分)あるが、新型コロナウイルスの影響で休止しているサロンも多い。

 再開を支援するため、市民の手作りマスクをサロンに贈るプロジェクト(20年)に取り組んだ生活支援コーディネーターの佐々木裕美さん(45)は「感染症対策を第一にしながらも住民同士のつながりを切らさないため、感染症対策を講じながら地域の実情に合わせた支援を検討していきたい」と話す。



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