2021年
11月27日(土)

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一夜明け 当選かみしめる 階猛氏 「岩手をよくするため頑張る」 鈴木俊一氏 「一歩ずつ確実に成果出す」

2021-11-02

 10月31日執行された第49回衆院選では、岩手1区で立憲の階猛氏(55)、2区、3区でそれぞれ自民の鈴木俊一氏(68)、藤原崇氏(38)が当選した。藤原氏に惜敗した立憲の小沢一郎氏(79)は比例代表東北ブロックで復活した。同14日の衆議院解散から怒濤(どとう)の短期決戦をくぐり抜け、議席を守った階氏と鈴木氏に、一夜明けた1日朝、〝次の政治〟への思いを聞いた。

自身の当選を報じる新聞を精読し、報道陣の質問に答える階猛氏

 6選を果たした階氏は、盛岡市菜園の選挙事務所で取材に応じ、「4日の原敬百回忌には、国会議員として出たかったんだ」と、顔をほころばせた。今後については「岩手全体のことを考えなければいけない。人口減や若者の流出が課題。幅広く声を聴き、岩手をよくするために頑張りたい」と意気込んだ。

 各新聞の当選を報じる記事に目を通して、「地力が問われる選挙だった。立憲県連からの支援がない中、すべてが自前で、戦う体制を作るだけでも大変だった」と選挙戦を振り返った。

 自身は、4年前の前回衆院選時(8万7534票)とほぼ同水準の票を得た。「逆風の中の選挙で、支えてくれた方に本当に感謝したい」と述べた。

 選挙戦全体の結果を確認し、「立憲民主党は惨敗と言っていい。ショックが大きい。政権交代どころか、ジリ貧になってしまう。早急な立て直しが必要」と気を引き締めた。県内の他の選挙区の結果については、明言を避けた。

 立憲県連との関わりについては「県連が提訴した裁判の結果が出てから考える。一緒にやっていかなければいけないと思っているが、なぜ私が県連にも入れないのか」と疑問を呈した。


衆院選から一夜明け、笑顔で取材に応じる鈴木俊一氏

 通算10期目の当選を遂げた鈴木氏は、盛岡市内の自宅で取材に応じ、15万票近い得票を「選挙で語った候補者としての約束を、しっかり実現したい。困難なこと、すぐできないことも多くあるが、一歩ずつ確実に成果を出す。その意味で、非常に責任を重く感じている」と襟をただした。大差での勝利を「広い選挙区は新人にとって知名度を上げる意味で難しいのではと感じた。私も閣僚となり、期待をいただき、それらの要素があった結果だった」と分析した。

 震災復興については、整備されたインフラを活用した地域振興に意気込む。「素晴らしい観光資源、第一次産品があり、これからはテレワークのような形で地方に来たい企業もあるはず。新しい時代に即した、発想を変えた企業誘致も可能。知恵を出し合い、各市町村と連携して、新しい地域づくりを復興の先に作ることが大切だ」と語った。

 自民が絶対安定多数(261議席)を確保した選挙結果について「(議席の)減り幅が少なく済んだという意味ではまずまずの結果だが、議席が減った選挙なので高揚感がない。野党も立憲が減り、勝者無き選挙」と冷静に受け止めた。

 岩手3区の自民勝利については「県政に与える影響は大変に大きい。県連が一丸となり臨んだ選挙戦で、いい経験となった。全県選挙では連戦連敗だが、今後の足掛かりをつかめたのではないか」と手応えを語った。



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