2021年
11月27日(土)

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胸に「宝積」の心刻み 原敬100回忌記念の集い 平民宰相の遺徳に触れる 生涯題材の劇など児童が発表

2021-11-08

原敬の生涯を取り上げた向中野小6年の劇発表

 原敬100回忌記念の集い(原敬100回忌記念事業実行委員会主催)が6日、盛岡市民文化ホール大ホールで開かれた。新型コロナ禍で1年延期されての開催。児童による原の生涯を題材とした演劇や、記念講演が催され、没後100年を経てもなお親しまれる平民宰相の遺徳に触れた。

 向中野小の6年生は「未来を拓く―原敬の生き方から学ぶ―」と題した劇を発表した。

 南部藩の武家に生まれ、戊辰戦争の降伏で賊軍とそしられた悔しさをバネとし、苦学して大成した原の生涯を演じた。貧しくとも支えた母リツの献身や、「公利」の思想を学んだ中江兆民との出会いも紹介。原の座右の銘で、人に尽くして見返りを求めない「宝積」の心を胸に刻んだ。

 ほか、本宮小の6年生は「宝積活動」と呼ぶボランティア活動の内容を発表。大慈寺小の全校児童は、原の偉業をたたえる校歌を披露した。

 記念講演は、原研究の第一人者で京都大名誉教授の伊藤之雄氏が講壇に立った。原の考え方に影響を与えた人物を取り上げながらその生涯をなぞり、合理主義的な政治、国際協調路線の外交などが形成される要因を探った。

 同実行委員会委員長の谷藤裕明盛岡市長は「先生が亡くなられて100年。日本は大きく変わったが、先生の敷いた多くのことが継承発展されている。集いを通して、先生の遺徳や業績が多くの皆さまに広がり継承され、誇りとなることを祈念したい」などとあいさつした。

 岸田文雄首相の来賓あいさつを米内紘正県議が代読し、「私も先生の思いや業績を大事にし、政治に携わる者としてわが国の政治に当たってまいります」などと述べた。



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