2021年
11月27日(土)

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さんさ踊りテーマに卒論 盛岡の小川葉奈さん 改めて起源など調べ 「コミュニティー広げたい」

2021-11-09

 2019ミスさんさ踊りとして活動した小川葉奈さん(20)=盛岡市=は、県立大盛岡短期大学部の国際文化学科を今春卒業する際、さんさ踊りをテーマに卒業論文を執筆した。幼いころから親しむさんさ踊りについて、改めて祭りの起源や言葉の意味などを調査。県立大社会福祉学部社会福祉学科に編入した現在は、さんさ踊りを通した社会貢献も目標にしている。

 小川さんは、家族の影響で幼少期からさんさ踊りパレードに参加。身近な踊りだが、「ミスさんさとして活動する中で初めて知ることもあった。もっと多くの人に魅力を知ってもらいたい」と研究テーマに選んだ。

 さんさ踊りや郷土史の書籍などで調べ、規定の5㌻にまとめた。▽さんさ踊りの創生と統一さんさ踊り▽さんさ踊りの起源と意味▽さんさ踊りの歩み│の3章構成。「おわりに」では新型コロナウイルスの影響や近年の新たな試みにも触れ、身ぶり手ぶりのコミュニケーションで楽しむ祭りの可能性に言及した。

 小川さんは「さんさの原点が、川をテーマにした『盛岡川まつり』だったことに驚いた。PRする組織も、いまはミスさんさと太鼓連だが、昔は『さんさコンパニオン』と『太鼓少年隊』だったりと変遷が分かり、面白かった」と発見を楽しむ。

 ミスさんさとして台湾を訪問し、台湾の高校生に踊りを教える経験もした。「老若男女問わず、言語の違う人にも楽しんでもらえる魅力がある。太鼓の振動を体で感じられ、多くの人に届くお祭り」と実感を込める。

 さんさ踊り関連の活動で海外に渡る機会は何度かあり、言語や文化の壁も経験。「国際化が進み、日本に暮らす外国人が増える中、同じように困っている人は多いと思う。そういう人を助けることができれば」と、社会福祉学部に編入した。

 「困っている人、孤立の状態にある人に、社会とつながる支援をしたい。さんさを通してコミュニティーが広がるような活動ができたら」と前を見据えている。



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